内容説明
ヘスターはストーカーのシュライクに助けられたものの、今更トムやレンのもとに戻ることもできず、賞金稼ぎとして暮らしていた。だが娘レンと親しかった青年セオを偶然助けたことから、忘れたはずの過去が彼女につきまといはじめる。セオはストーカー・ファン亡き後、移動都市との和平を進めようとする〈グリーンストーム〉の内紛と陰謀に巻きこまれ、〈グリーンストーム〉の現将軍夫人と共に囚われの身となっていたが、救ってくれたヘスターと行動を共にすることになる。ヘスターとセオは再びトムとレンに会うことができるのか? ガーディアン賞受賞、〈移動都市〉四部作ついに完結。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
星落秋風五丈原
20
何とも物悲しいラストですよー。2022/06/07
木曽のあばら屋
5
(上下通しての感想)「移動都市」シリーズ第4部(完結編)が、ついに翻訳。今回もストーリーは波乱万丈。息つぐ暇ない怒涛の展開。過去の登場人物が意外なところでひょっこり顔をだしたり、以前からの伏線がしっかり回収され目からウロコだったり。例によって人はたくさん死にますが。ストーリーはラストでしっかりまとまります、文句なし。こんな大風呂敷、よくも綺麗に畳めるもんだと作者の手腕にただ感嘆。そして諸行無常、万物流転、色即是空なエピローグ。ここで本作は、単純なエンターテインメント小説の枠組みを超えてしまいました。2018/12/24
cup-a-joe
4
長い長いトムとヘスターのお話はこれにて完結。 史学ギルドの三級見習いの少年と親の仇を付け狙う少女の物語がこんなに壮大なストーリーとなり、 見事にまとめあげられているのは素晴らしいの一言。 移動都市クロニクル、これにて完結、ですが、シュライクの記憶として永遠に生き続けるでしょう。ヘスター、フォーエバー!!2018/12/31
たろ☆
3
あまりにも美しく、そして悲しい衝撃のラストに涙。数十年、あるいは数百年の時が流れる様を草木の移ろいとともに描く最後の数ページの何と美しいことか。トムとヘスターが歴史となり、シュライクがその語り部となった。壮大な年代記の完成だ。2019/10/06
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