七都市物語(3)

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七都市物語(3)

  • ISBN:9784065135549

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内容説明

西暦2192年、ブエノス・ゾンデ市では独裁者エゴン・ラウドルップ執政官の恐怖政治が横行。事態を重く見た他の六都市は大同盟軍を結成した。アクイロニア軍AAA、ニュー・キャメロット軍ケネス・ギルフォード、プリンス・ハラルド軍ユーリー・クルガンら名立たる名将が、若き天才ギュンター・ノルトの牙城に迫る!地軸が90度転倒した世界で七都市の興亡を描く珠玉のSF戦記、第3巻!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

美周郎

11
登場キャラが片っ端から人相が悪い、素晴らしい。他の田中作品と違い職業軍人ばかりなので貴族系の優男は不要、男前の悪人面がとても良い。2020/12/07

サケ太

9
敗者は更なる暴走を繰り広げる。独裁者エゴンの暴虐は他六都市の合従軍を生んだ。今までの章でその才を見せつけてきた三人も参戦。“戦争をさせる者が、戦争をする者よりも低水準の生活を送るという例は、歴史上一つもない”戦争の生々しさをまざまざと見せられる。ノルトが本懐を遂げたあとの展開も心苦しい。人は何故このような愚かな行動から逃れられないのか。考えさせられる。2018/11/26

ぺぱごじら

7
堕ちた偶像、第一市民閣下の専制独裁が他の六都市による包囲網を呼ぶ。ここでもまた「英雄」というハズレくじを引いた男が包囲網に立ち向かう。ギュンター・ノルトの活躍とラストの爽快感を味わう「ざまぁ」巻。ここでも異彩を放ち過ぎるクルガン(笑)。2019-202019/03/09

こも 零細企業営業

6
オリンポスシステムはこの巻の最初か・・その後は、負けて独裁者になった奴の討伐で6都市が結託するも、船頭が多くてチグハグな侵攻になる。前線の兵士は飢えと疲労、寒さに震えているのに後方の議員は暖かい暖炉の前でキャビアを食べながら前線を批判。歪だね。2019/05/16

毎日が日曜日

4
★★★★ 面白かった。2018/11/22

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