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内容説明
全話読みきり・極上音楽ミステリー!!!
東京・谷中のレコード店・奏音楽堂店主、“ショパン”・奏初範が、レコードや音楽にまつわる謎に立ち向かっていく、極上音楽ミステリー!!!
今集には、オートチェンジャーを用いた密室殺人や、ジュークボックスにまつわる回、記憶力が衰えた母親との山手線での思い出を探ったり、かの有名な「第九」を扱った殺人事件の回など、あらゆる音楽とレコードにまつわるミステリーが収録。
すべて1話読みきりで贈ります。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ムーミン2号
6
今巻で印象的なのは、好きなクラシックのレコードを題材としてものと、あとはジャケットを扱ったものだ。30㎝LPのジャケットは30数㎝四方の大きさで、ちょっとしたキャンバスではないが、時に印象的なものがあった。まぁ、クラシックの場合はちょっとお年を召したおじ(い)様、おば(あ)様の写真ジャケットが多く、それほど印象的ではないが、昔々は見開きだったので、30×60のアートになったものもあったものだ。奏初範(ショパン)の扱う事件はミステリーとしてはどうなのかは? だが、レコードを絡めての解決だから、ま、いいか。2018/11/04
Susumu Kobayashi
2
オートチェンジャーに変更可能なレコードプレイヤーなんてあるのか(「75分47秒のアリバイ」)。面白い歌詞だなあ、小林旭の「恋の山手線」なんて初めて知った(「徘徊のひと」)。この機械的密室トリックはそうあっさり解けるとは思えないが(「首吊りの小屋」)。2022/03/28