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内容説明
殺した女、殺させた女。傷つけ合い求め合う魂の物語。
日常的に夫から暴力を受けていた女と、その女を慕い、請われるままに彼女の夫を殺したレズビアンの友人。
殺害現場に証拠を残したまま二人の女はともに逃亡を謀る。明日をも知れぬ逃走生活の先に二人は果たして何を
見るのか、それぞれどう落とし前をつけるのか――?極限状況下で震える魂の物語、開幕!●主な登場人物/殺させた女(自分の夫を殺すよう友人のレズビアンに頼んだ女。レズビアンの自分に向けた好意を知っていた)、殺した女(学生時代からひそかに「殺させた女」を慕っていたレズビアン。生家はかなり裕福な“お嬢様”)●本巻の特徴/連載開始時は
弱冠22歳だった著者が放つ、渾身の460ページ!第1話~第10話に、番外編も収録。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
★YUKA★
27
重過ぎるっ……。読むのに体力がいりますね。絵の迫力がハンパないです!中巻・下巻に進みます。2015/03/01
K(日和)
13
はじめこの表紙を見たとき、この女性がレズビアンなのかと思ったが、逆で驚いた。どうしてそこまでお互いの根幹の部分を抉り合うような触れ合い方をするのだろう。ぼくは人と、他人と、どのレベルで影響しあい、抉りあってるだろうか。そこまでのエネルギーを他人に割いているか。割かずに密な関係を築けるのか。2015/07/04
kroon@きろん
11
他人の心に壁は立てられない。いくら愛していても、ヒトの心は、あなたの思い通りにならないよ・・・ 性差も、親子も、兄弟も。 愛って、報われることを期待してはダメなんだよね。 この4人(主要人物はもっと増えそうだけど)行方がどう展開していくか楽しみですね。2015/03/05
てんてん(^^)/
7
ファーストインプレッションがアンジェラアキ!?って思ってぎょっとした。この方の絵を初めて目に留めたのは口絵のキスシーンだったと思うが、こんなに愛もエクスタシーも欲望すら感じられないただ痛ましいだけのキスというものがあるのかと、衝撃を受けた。けど、あんまり読みたいとも思わなかった。それなのに手に取ってしまったのは、本屋に行くたびにこの人と目が合ってしまったから。内容も予想以上にへヴィーで痛々しかった。こんな関係ありなんだろうか。ここまで非日常的な関係と感情を描く中でレズさんの元カノの健全さが(コメントに続く2010/04/17
豊中 平八郎
6
コミックで登録するのは2冊目。やさしくはないよなぁ。「容易になんか(わたしを・人の気持ちを)理解させないぞ」と言う作者の姿勢という意味でも「そんな簡単に人の状況に寄り添えると思うなよ。「優しさ」なんて軽々しく言うな」という登場人物たちの主張という意味でも。腹部をバットでフルスイングされたようなズシンとくる本です。まったく、わたくしの平穏を返して欲しい。2011/03/02