ウィングス・ノヴェル<br> 霧の日にはラノンが視える(1)

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ウィングス・ノヴェル
霧の日にはラノンが視える(1)

  • ISBN:9784403540684

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内容説明

クリップフォード村で七番目に生まれた子供には、妖精の呪いがかかっているという――。呪いを解く鍵を探すためロンドンへやってきたラムジーは、不良達に襲われていたところをジャックという青年に助けられる。仲間らしき刺青の男・レノックスに「王子」と呼ばれ、どこか不思議な雰囲気を纏うジャックは、心を閉ざしたままのカディルという美しい人をつれていた……。霧の都を舞台に、大胆な構想で描くネオ・フェアリーテール。期待のストーリーテラー、縞田理理のデビュー文庫。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ダージリン

32
書籍で買いそびれたままでしたが、電書になってようやく読めました! ロンドンを舞台に、異世界から来た人々との出会いがあるのですが、フェアリーテイルをからめて魅力的な世界観になっています(クリップフォード村も好き)。わんこなラムジー(笑)や元王子様のジャックとか好ましいキャラクターがいっぱいで嬉しい。4巻あるので楽しみです♪2019/04/25

mayuri(Toli)

10
なによりこのあらすじ、タイトル、表紙絵、そうして妖精物らしいという全てに惹かれて手にとった1冊です。こういうお話本当に好きなんですよね。読んでみた結果期待を裏切らないとっても素敵な作品でした。より、キャラクターが本当にいいのです。わたしは特にジャックが好き! 王子にしては平凡なその名前も、ジャック・フロストから取られたと言われればうなずけます。ジャックが、霜の王子様なんですが、その割にはなかなかあたたかい王子様でとってもいいのです。ジャックもレノックスも、いい子なラムジーにいい人と言われても仕方ないです。2013/06/11

すがはら

6
妖精の世界から追放された人々がロンドンに潜んでいるという話。面白かった。全体に温いんだけど(セリフ回しとかキャラの性格とか)。妖精とかって人と理屈が違ってて、分かりやすく優しいとか誠実なわけじゃないイメージだったんだけどな。その意味では正気に戻る前のカディルが一番妖精らしい。ラノンに帰るのを諦めても支障なく生きていけるタイプの種族と妖素がないと気が狂う人狼とでは切実さが全然違うんだから、村の先祖さん達ももっと正確に伝承残してくれないとダメですよね。アグネスの今後も気になるし、2巻も読んでみます。2019/10/27

ひーたろー

6
妖精の国からの追放者達の話なのに、悪い人は殆どいないですね。特にレノックスやジャックの世話焼きっぷりは、ラムジーに「いい人」呼ばわりされても仕方ないです(笑)キャラクターも、イラストも魅力的。知名度が低いのがもったいない話。2013/02/24

かや

4
おもしろかった!ロー・ファンタジーな世界観や登場人物すっごく好みだし、物語に流れる空気感が良い。ジャック好きだな。彼の心の傷もラムジーがいればだんだんと癒えるような気がする。カディルがどんなにジャックを大切に思っていたのかを思うと切ないな。ワンコなラムジーがかわいすぎる。彼がこの先どんな体験をしていくのかと思うと凄く楽しみでワクワクする。2016/06/05

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