内容説明
ハーフエルフの美少女の母の正体とは? 侵略戦争、災厄の竜……。英雄の息子は絶望を乗り越えられるのか!?
冒険者になったアルベルタは、金貨目当てで絡んでくる不良冒険者をあしらいながら、
サティの母親を捜す生活を続けていた。
魔物を引き寄せる呪符や、ライジン伯爵の不審な動きなど
不穏な空気が漂う中、サティの母親らしきエルフが
街に入ったという情報を手に入れる。
すぐにでも救出に向かいたいが、相手は力を持つ伯爵。
剣豪と呼ばれる猛者も雇われていると聞き、慎重に情報を集めていく。
しかし、グリューゼル侯爵との交渉が決裂したライジン伯爵は、
時を待たずに戦争を仕掛けだす。
平和だった街を襲う、大量の兵士と魔物たち。
アルたちも街を守るために行動するのだが――。
風見 祐輝(カザミユウキ):北海道出身。
本作にてデビュー。
syo5(ショウゴ):イラストレーター。
「ニルヤの島」「最後の医者は桜を見上げて君を想う」「紙のピアノ」などの小説の装画を手掛けている。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
こも 旧柏バカ一代
18
遂に自身の異常な能力を知った主人公。それでも助けられない人は居る。最後の竜の子供は一体、、2020/12/23
真白優樹
3
サティの母親を探す中、伯爵が仕掛けた動乱が混乱と大きな犠牲を発生させる今巻。―――救えず零れ、その手に何を掴んだか。動乱と混乱の最中、各個人の想いと譲れぬ信念が交錯する中、必死に手を伸ばした先の命が散る今巻。最強の力を持ちながら心は未熟、まだ青二才のアル。救えた命はある、だが失った命は余りにも重い。そんな意味では敗北と言える巻であり、無双に足る力も無い、圧倒的な格上との戦いだからこその結果が齎される巻である。確かに救えた命を抱え、深く傷ついたアルの今後とは。淀む国の未来とは。 次巻も須らく期待である。2018/07/07
じゅんぽろ
0
サティのお母さんは残念だったけれど、デスマーチも冥界竜も防いだアル。うん、頑張った。もう父ちゃん以上でいいんじゃない。あー、でもここで突然終わりか。まだまだ続くはずなのに。最近このパターン多過ぎ。ムカつくな。2019/04/04