内容説明
静養のため、実家に帰ってきた愛妾シュエラ。家族も街の人たちも、彼女を温かく迎えるけれど、国王シグルドへの想いは募るばかり。そんな折、帰ってきたシュエラのために街の人たちが祝いの席を設けてくれることに。しかし、そこで突然飛び交う怒号。シュエラはその中に懐かしい人の声を聞く。懸命に人だかりをかき分け、彼女が見たものは――。二人のすれ違っていた想いが今重なり合う!? ちょっぴり変わったシンデレラ・ストーリー、第4巻! ※電子版は単行本をもとに編集しています。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
秋製
28
療養という面目で実家に帰ってきたシュエラ。今回は自分の気持ちを思い定めたシグルドがシュエラに会いに行きます。兄弟や村人達の洗礼?を受け、両親に彼女への想いの審査を受けたシグルド。やっと二人は両思いになるのか!と思ったら、更なる試練が待っていた。これはシグルドには辛すぎる!何とか上手く解決できないものか!と、私も思ってしまった。シグルドの望む「未来」になって欲しいと思います。2013/06/30
はなりん
10
なんで、こんなに気持ちがすれ違うんだ~!じれったい!最後の方でやっとシュエラに対して強気に出たものの、今度は帝国が動き出して・・・って、もう~~っ。早くラブラブな二人が見たいです。2013/06/23
椎名ゆき
10
題名と表紙絵だけを見ると、ちょっと読むのに気が引けますが、一転中身はすごく面白い。一筋縄ではいかない王政。シュエラとシグルドの関係。なかなか思うとおりには進みません。一つ一つ問題点を炙り出して解決していく。ただ重たい難しいことばかりじゃなく、ユーモアや軽い場面もあって読みやすい!とてもよく考えられたお話だと思う。しかし問題点が多すぎてなーかなか進展しない!早くくっついてほしい!2012/12/04
夜の女王
8
☆☆☆ 貴族たちから他国のお姫様を押し付けられそうになってやっと聞くべきことを聞きに行くシグルド・・・外交問題寸前です。遅いって!!!戦いなら決断が早いのに、シュエラのことになると相変わらず後手後手。案の定、大問題発生です。さて、次巻でシグルドはどう出るのでしょう?2012/12/15
ゆこ
8
うーん。今回は2人の関係うんぬんより周りにフィーチャーした回だったのかも。領地でのシュエラの溺愛っぷりとか、しぐしぐ・しくしくのくだりはププッ。この話はいろんな意味で寸止め多いからそろそろ前のめりに行ってほしい。ほんといろんな意味で←2012/11/13