角川スニーカー文庫<br> リオランド 01.最慧の騎士と二人の姫

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角川スニーカー文庫
リオランド 01.最慧の騎士と二人の姫

  • ISBN:9784041072462

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内容説明

リオランド王国の若き天才騎士・ミカドが戦場で出会ったのは、《科学》の異世界の姫・エチカ。
監視役となったミカドとエチカは互いの信念に惹かれ合うが、リオランド皇女・“予言姫”リューリリリィにより、《科学》世界の王国侵攻が示され――!?
「オレはこの国とリューリ姫をお護りする。手を貸してくれ」
「私はこの戦いを止めて故郷に帰りたい。お願い、手伝って」
リューリへの忠誠、エチカとの約束のため、ミカドは戦場でその真価を示す。その先には別れがあることを――そしてリューリリリィの紡ぐ予言(コトバ)が、大陸を禍乱へ導くことを知りながら。

「ムシウタ」「東京侵域:クローズドエデン」著者・岩井恭平最新作は、
魂を震わす運命と叛逆のヒロイックファンタジー!!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

よっち

40
リオランド王国の若き天才騎士・ミカドが国境地帯で出会った出会った科学の異世界の姫・エチカ。奇しくも一蓮托生となった二人が難局の打開に立ち向かうファンタジー。国境地帯に落ちた「天穹の雫」と謎の少女・エチカの複雑な境遇。王国に接触を図ってきた彼女の同胞たちの思惑。複雑な境遇のキーマン・ミカドと違う立ち位置で鍵を握るヒロインたちがいて、文明的には圧倒的優位にあるエチカの同胞にも絶望的な状況があって。未だ謎も多く複雑に入り組んだ状況を最後まで描ききれるのか懸念はありますが、今後に期待したくなる新シリーズですね。 2018/09/03

まりも

40
これは科学と魔法がぶつかり合うヒロイックファンタジーである。SF×ファンタジー。これが岩井流ハイファンタジーか。序盤こそその重厚さから来る読み難さに面食らったが、練り込まれた世界観と魅力溢れるキャラが読み難さをあっという間に吹き飛ばし、物語の世界にどっぷりとハマらせてくれた。作者お得意の無慈悲な展開に加えて、緊迫感溢れるワクワクが止まらないバトルにWヒロイン要素。これらのギミックが複雑に絡まり合う展開は読み応え抜群で、頁を捲る手が止まらなくなる事確実。この興奮を1人でも多くの人に味わってもらいたい。2018/09/02

まるぼろ

27
リオランド王国の辺境第三騎士団団長を務めるミカド・キャバレッティは演習中に突如出現した「天穹門」から落ちてきた「雫人」と呼ばれているエチカと言う少女を王国へ連れ帰るが…というお話です。程よくファンタジーとSFが混じっているお話で読んでいて面白かったです。これと似た様なお話となると、漫画のオルフィーナとかでしょうかね…。異世界に放り出されたとは言え地球人が敵役のお話なので色々と思う所もありますが、先ずはリオランドに宣戦布告しようとしている地球人側に対してミカド達がどう防衛していくのか次巻にも期待です。2018/09/09

真白優樹

24
若き天才騎士が空から落ちてきた異世界の姫と出会う時、二つの世界が交差し戦乱の幕が上がる今巻。―――絶望の中に貫き通せ、譲れぬ自らの信念。 科学と魔法、二つの世界が相争うのは、譲れぬ理由があるから。そんな骨太で極熱な世界観、そして揺るがず折れぬ信念を持ち並び駆ける、熱き魂を持つ者達。これを面白いと言わずして、何を面白いと言えばよいのか。この作者様固有の味が溢れ出す程に詰め込まれたこの物語、これは間違いなく完結まで駆け抜けるべき作品である。騎士は騒乱の中、どんな英雄性を見せるのか。 勿論次巻も楽しみである。2018/09/06

しぇん

24
東京侵域……。……今回の新作は魔法ありのファンタジー物かと思いましたが、SF物だった模様で。ここから生存を賭けた激しい戦いになっていきそうですね。主人公がメンタル最強ですが、この強さは故意に作られた感があるのが不穏な感じです。今シリーズは最後まで読めれば良いのですが。2018/09/02

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