内容説明
日本の和の心の神髄を、実際にあった物語とともに分かりやすく解き明かしていく。
「和」を尊ぶ日本においては、人生において生じるさまざまな対立や闘争でさえ、その究極の目的を「和」に置きます。対立や闘争といった障害を建設的に──つまり「結い」の精神で乗り越えることで、さらに大きな「和」を築こうとします。これが日本精神です。対立と闘争の目的が「勝利」に置かれる諸外国とは、根本的に異なる精神文化です。(本文より)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
やじ
14
ねずさんのお人柄でしょう、文章が「あったかい」です。読んでいて幸せな気分になります。神話から現代まで、バラエティに富んだお話にほっこりし、おわりの「和」と「結い」のお話で、本書をより深く理解出来ました。日本はすごい国、日本人で良かった。。日本人はイエスかノーかはっきりしろと言われ、自信を失いがちですが、これが和と結いの国民性なのです。誤解を与えない様に言葉を鍛え、説明していく必要があります。「すごいぞ日本人」というタイトルに引いてしまう、自虐史観をお持ちの方にこそ、手に取っていただきたいと強く思います。2015/03/05
黒木 素弓
5
どうして日本のアニメが海外でウケるのか。そこから始まり、古事記~戦前戦後~北朝鮮拉致問題に至るまで、日本人の特性をわかりやすく熱く語っています。日本人の良さ、後世に伝えていきたいです。2015/11/09
izumasa57
5
素晴らしい。本当に!こんな素敵な話を教えていただいて、感謝の気持ちでいっぱいです。2015/02/03
りんふぁ
4
シラスとウシハク。確かに日本は和をもって統治するのが多いいなぁ。なんかやっぱり日本はいいなーって思う。2015/02/08
anko
4
日本人に生まれて良かったと思えるエピソードが載っています日本の心は美しい。目先の利益より人を人として大切にしてきた日本。内面の美徳を重視した素晴らしい民族、日本人。紅扇に乗せた梅の花が一番好きです。近ごろはこういった人を大事にしない風潮が主流になっていて悲しくなりますが日本人の遺伝子を信じたい2014/05/05