内容説明
かつては最強の魔術師として伝説になっていたダグラス。
しかしおっさんと言われる年になったいま、体は衰えボロボロに。
ワンパン喰らっただけで致命傷を負うような状況に陥った結果、ついにギルドから冒険者ライセンスを剥奪されてしまう。
――流れ者になったダグラスは、旅の途中で呪われた少女と出会い、彼女を救い出す。
少女を助け出す過程で最強の力を再び取り戻したダグラス。
ダグラスの元へは国王や騎士団、ギルドから応援要請が大量に押し寄せるが……。
「俺は子育てで忙しいんだ。他を当たってくれ」
自分だけにしか懐かない少女を娘にしたダグラスは、彼女とふたり気ままな旅を続けることを決意する。
星空の下にテントを張ってスープを飲んだり。稲穂の揺れる街道をてくてく歩いたり。立ち寄った先で人助けをするためうっかりチート無双したり――。
仲良し父娘の冒険は今日も続く。 ※電子版は紙書籍版と一部異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
はつばあば
33
2021年に「うちの娘の為ならば・・」を読了した後にこの本に移行している。2年たったと言うのに同じ思考回路^_^;。こういう娘が脇役の本はなんでかやめられません(#^.^#)。可愛かった娘達の思い出が蘇るからでしょうか。2023/09/16
こも 旧柏バカ一代
21
無料だったのでDLして読んでみた。なかなか面白い。最初は呪いで没落して冒険者ライセンスを剥奪されてしまい、その間に足掻いたので冒険者としての色々な能力がある。解呪後の活躍は凄まじいの一言、、そこに娘連れて、アタフタするから周りは主人公に親近感を持つ、続きはなろうで読む予定。2020/05/25
Abercrombie
8
予想外にハートフルストーリーだった! 馬鹿正直でお人よしの主人公と、けなげでやさしい少女。なんでこんな二人が凶悪な呪詛の対象にされたのかはさっぱりなんだけど、どん底で出会った二人が徐々に親子となっていく過程、行く先々で人々を助け、助けられる姿にほっこりする。2019/01/19
りのん
3
かつては最強の冒険者であったが力の衰えにより冒険者ギルドから追い出されたダグラスは、流れの冒険者として旅をしていた途中、一人の少女・ラビを助ける。その最中、偶然にも全盛期の力を取り戻したダグラスが、ラビと共に気ままに旅をする物語。初めは距離感を掴みかねていた2人ですが、ダグラスは親バカに、ラビは甘えてくれるようになり他人から徐々に親子へとなる姿は面白かったです。あとなにより、藤ちょこさんの絵も相まってラビがひたすらかわいい…。短いですが書き下ろしでは2人の日常が垣間見れてよかったです。次巻も楽しみです。2018/08/09
TcodeF
2
Webは未読。スキルが使えなくなって、依頼執行不能でギルド追放されたオッサンがちょっとした理由から娘を拾って旅立つ話。使えなくなっていた理由がどう見ても陰謀でしかないけど、その理由は今巻では明らかにならず。次に期待ですね。2018/08/13