内容説明
花仙に選ばれし者が王となり、百花繚乱の世に――瑞湖国の片田舎で暮らす少女・明遠。ある日突然王宮からお迎えが。当代の花仙、美貌の青年睡蓮に指名され、新王として、陰謀渦巻く後宮に切り込む事に!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あっか
64
また新たな中華ファンタジーに手を出してしまった( ´ ▽ ` )(でも個人的に、角川ビーンズ文庫とは相性が良いと思ってる!)予知夢の能力がある花仙と、花仙に王の指名を受けた明遠。後半、ストーリーが気持ち良く1本に繋がっていくさまが気持ち良い!そんな簡単に、無理でしょ…というところから、まさかあんな風に大逆転するなんて。この想いがここに繋がっているんだ、という伏線?回収もスッキリしています。展開は読みやすいかもしれないし、国としてそれは大丈夫なのかーな部分もあるけど、深く考えない方が楽しい!笑 早速2巻へ。2019/02/08
すがはら
8
確かに十二国記っぽい。花仙が新王を認定しその王の統治を助け、王が死ねば花仙も死ぬ。花仙は王になる明遠に異性としての感情がありそうでしたが、物語の中で花仙と結婚したり子供を持ったりできるのかについて全く言及がなかったので気になります。普通はダメそうだけど。設定によると直系の子孫を残さないと王が選べなくて国が絶えてしまうようなので、明遠はこの先婿取りするだろうに大丈夫かー?と終盤はそればっかり気になってしまいました。花仙と王は同性の方がややこしくなくて良さそうです。2019/10/20
黒猫
6
最初、読み始めてすぐに、これは十二○記なの?と思ってしまったけど、この作品はこの作品なりによかったと思う。やはりこういう政治活劇的なの好きだなー。国を良くするためには!!みたいなのが結構好きです。2025/06/22
紅羽
6
自分が王の血筋だと知らず田舎で育った少女、明遠が次代の王として王宮に迎えられ、花仙と呼ばれる王を選び寄り添う存在の青年と共に新しい国を作ろうとする中華ファンタジー。二人の関係は恋愛とは違う感じで、それ以上。半身みたいな尊さがある。2025/04/13
シュウ
6
新たな道に進むには困難が多く待ち受けるだろうけど、うまくいくといいな。2021/12/16