内容説明
「奇蹟の眼」を持つ少年・天青は、麗虎国の宮廷で、神官書生として学んでいる。初めての夏休み、友人と街へ出かけた天青は、水不足にあえぐ人々を目にして驚く。ところが直後、天青は人違いで誘拐され……。
※本書は二〇〇八年七月に『宮廷神官物語 渇きの王都は雨を待つ』として小社角川ビーンズ文庫より刊行された作品を加筆・修正の上、改題し角川文庫化したものです。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ミュポトワ@猫mode
134
神官物語3巻目。今回も前巻と同様、面白かったんですが、ウルウル来る箇所が多かったです泣もう涙腺直撃で目をこすりながら読んでました泣でも、この巻を読むと人間って相変わらず醜いって思います…涙腺直撃ネタで、すっかりぼやけてしまいますが、人の欲望やだましてでも這い上がりたいっていう感情は辟易してしまうのです…もうね、欲望なんざ無意味な感情なんだからなくしてしまえば良いのにって考えますが、まぁ無理っすね…自分で試してますが、一向になくならないんですもの。今だって早く4巻目を買って読みたい欲望に支配されてますからw2018/11/16
りゅう☆
92
夏休みで町に繰り出した天青が誘拐され、宮中では王と大神官不在の中、藍晶王子が留守を任され、淘国大使から慧眼児に会わせろと言われ…。これまた色々な波乱万丈の天青周辺。そして国は深刻な水不足に。それを目の当たりにした天青が水の大事さに気付く。藍晶王子への反発もすごくて。蝶衣麗人と景羅大臣は本当に腹グロだな。橄欖王の母虞恩賢母も登場。でも今回一番胸糞悪いと思ったのは琥珀神官。鶏冠に雨乞いの儀式を強制しやがって!ハクと大神官に拍手。偽慧眼児に扮した櫻嵐の言動はサイコー!さてさて終章に怪しい人物2人が現れたぞ。2021/06/28
ぽんすけ
85
さくっと続きを読みました。天青は村から出てよかった。確かに村にいればなんだかんだあっても柘榴婆のもと穏やかに過ごせたろうけど、天青の世界は広がらないもんね。都に出てきて、友達と友情を育み、そして今回誘拐事件に遭遇して図らずも隷民街の実情を知ったわけで、自分で考えながら成長していると強く感じれた。そして鶏冠いつも不器用すぎる><雨ごいなんかで雨ふるわけ無かろうが!琥珀神官お前が自分でやれや!でもそんな理不尽な儀式にも全力投球の鶏冠。曹鉄が心配するのも無理ないわ。雨が降って目出度しかと思ったけど最後に不穏の種2021/02/09
ゆのん
72
【宮廷神官シリーズ3作目】今回は深刻な水不足に悩む麗虎国。次期国王争いや出世を妬む輩ね妨害が一段と強くなる。不穏な空気感満載で次巻が気になる。2862019/09/25
kei302
70
一番最後に出てきた、会話する二人の正体が気になる。片方はあの方ですよねぇ。敵ではないけど、裏切られたような気分。否、宮廷では、人を見たら敵と思え、なのです。 青天が書生仲間と馴染み、精神的に成長してゆくのが楽しみ。2021/06/14
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