内容説明
探索の依頼を受けてトゥルークに赴いた怪獣夫婦は連邦軍の駆逐隊が壊滅する現場に行き合う。その襲撃者は恥知らずにも伝説の大海賊の名を口にした。――その時、ケリーの顔から表情が消えた。一方、大いなる闇の顕現を告げられたトゥルークの僧侶たちは大混乱。ついにはサリース・ゴオランの僧籍離脱問題へと発展……? 内憂外患(!?)な惑星トゥルークの第2弾!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
文庫フリーク@灯れ松明の火
102
懐かしやリィ手縫いの特大麻袋。『デル戦』で《おみやげ》にされたバルロやヘンドリック伯爵(笑)よもや極め付けに危険な彼を詰め込むとは。麦わら頭なら「お嬢さん、もしかして、またこれが入り用ではありませんか?」と差し出しただろうに。はて?麻袋ではないがシェラも袋詰めにされ、バルロとナシアスの前に引き出された経験有ったはず。腐れ外道セヴンだかエイトだか知らぬが、ギリアス以上に赤黒ゴジラ&ダイアンの地雷を踏み躙るグッジョブ期待。リミッター解除したダイアンと赤黒ゴジラの爆裂っぷりを見たいのですよ。最後に現われた謎の→2013/08/04
エンブレムT
89
地中の深いところからグツグツとしたマグマが上昇してくるような感じ。待ち焦がれる噴火のシーンは次巻に持ち越されましたが、更なるカタルシスが着々と準備されているのがわかるのでワクワクと本を閉じることが出来ました。今巻では、共和宇宙を揺るがすような2つの暴挙が描かれております。1つは、休火山であるケリーたちを活火山へと戻してしまう、身の程知らずな悪党どもの暴挙。もう1つは、「神をも恐れぬ」という言葉を具現化しちゃう、金の戦士による暴挙です。や~、ここにきて「リィと特大麻袋」という必殺の組み合わせが登場するとはw2013/12/29
まりもん
54
ケリーの若かりし頃の話を知り、海賊の2代目を名乗る奴らを屑と言ったケリーに同感。一方でリィと麻袋の組み合わせに懐かしさを覚えた。早く続きが読みたい。2013/07/31
p.p.
45
今回も最高に面白かったですね! ちょっとだけのつもりが,気づいたら読み終わってました.茅田作品の魔力,恐るべし.それにしてもまさかまた麻袋をやるとは.そしてルウの口にキャラメルぽいっ.かわいい! ケリーの昔話も,大海賊の飲み会みたい.あと口絵に絵を描いてくださったのはありがたいです.スカウィでは絵があったのは銀星くらいだったような.偽グランド・セヴンはもうちょっとかっこよくして欲しかったなあ…やることがでかい割に人物がしょぼいので,いまいち乗れない.『茅田砂子全仕事』何冊買おうかな.11月が楽しみ.2013/08/03
きむこ
37
ニセグランドセブン登場。なんでそこまで不細工なキャプテンを揃えるんだ?いかにも悪者顔に笑っちゃう。麻袋、キャラメル、懐かしい小道具は茅田さんのサービスかな。けど確かシェラは麻袋に詰められて運ばれたことがあるよね。2020/04/04