ハヤカワ・ミステリ文庫<br> IQ

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ハヤカワ・ミステリ文庫
IQ

  • 著者名:ジョーイデ【著】/熊谷千寿【訳】
  • 価格 ¥1,166(本体¥1,060)
  • 早川書房(2018/06発売)
  • 2025→2026年!Kinoppy電子書籍・電子洋書全点ポイント30倍キャンペーン(~1/1)
  • ポイント 300pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784151834516

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内容説明

LAの若き青年探偵“IQ”は、音楽界の大物が命を狙われているという事件に挑むが……新世代の“シャーロック・ホームズ”登場! ミステリ賞を多数受賞した鮮烈なデビュー作

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

ミカママ

503
【原書】またまたカッコいいヒーローがロスより誕生。主人公は過去を背負いまくりのアイゼア・クインターベ(IQ)。物静かな彼はその頭脳を活かして、相棒ダッドソンとともに事件を解決していく。’05年と’13年、ふたつの出来事を行ったり来たりする手法を持って、読者はアイゼアと人となりに寄り添うこととなる。小気味よい歯切れのいい文章で、読者を惹きつけていく。ミステリというよりも、アイゼアのキャラクターと、ロスの街小説か。音楽業界を舞台にしたのもロスという街を思えば納得。続編も出ているらしいので、もちろん追う。2019/06/10

遥かなる想い

184
2019年このミス海外第3位。 新たなるシャロック・ホームズの誕生と 言われる 黒人青年探偵アイゼリアの 物語である。アイゼリアとドッドソンの コンビも 小気味好い。謎の犬が関係する 事件は まるで 「バスカヴィル家の犬」 の ようなのだが…ひどく ロス的な 現代版 ホームズの探偵物語だった。2018/12/28

紅はこべ

179
この主人公が現代のホームズなら、ドッドソンがワトソン?探偵の推理が的中するのを口惜しがるワトソンも珍しいが。ゴリアテがバスカヴィルの犬?カートの正体が意外。ドッドソンがいないと、アイゼイアが探偵業で収入を得るのは難しいのかな。マーガレット・チョーって、『私はラブリーガル』でヒロインの秘書役をしていた人だよね。そんなすごいスターだったのか。ラッパーでドラッグをやっていない人っていないの?2019/04/16

ケイ

169
すでに続編読むのが待ちきれない。そのタイトルも、表紙も、とても目をひくから、見掛け倒しかも?とも思っていたが、いらぬ杞憂だった。LAが舞台のクライムノヴェル。IQも友人達も ほぼ黒人。作家の名前のイデは、フランス語の「idée」から来てるのかなと思ったら、日本語なんだ! 日系の作家がこんな話を書くんだ!しかも50代後半のデビュー作でのこのハードボイルド感。そこに孤独や切なさが寄り添っている。なんと言っても、マーカスの存在が一番。おすすめ。2019/05/22

stobe1904

121
【クールな青年探偵IQ誕生:ミステリが読みたい4位】日系人作家による、黒人青年を主人公にしたミステリ。高校をドロップアウトしたが地頭の良さで食いつなぐクールなIQとラップを愛する麻薬売人のドットソンがコンビとなりラップスターの殺人未遂事件解決に挑む。とはいえミステリー色はあまり強くなく、少年から1人の男として成長するIQを描く側面が強い。ドットソンと一緒に強盗もやるが、頼まれれば人助けもするといったよくわからないキャラのIQだが、続編も出版されているようなので、またIQに会いたい。★★★★☆2018/11/23

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