光文社文庫<br> 鬼面(おにつら)村の殺人 新装版~黒星警部シリーズ1~

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光文社文庫
鬼面(おにつら)村の殺人 新装版~黒星警部シリーズ1~

  • 著者名:折原一
  • 価格 ¥715(本体¥650)
  • 光文社(2018/06発売)
  • 2025→2026年!Kinoppy電子書籍・電子洋書全点ポイント30倍キャンペーン(~1/1)
  • ポイント 180pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784334776473

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内容説明

埼玉県・白岡警察署の黒星光警部は、休暇に白川郷へと足を延ばした。しかし、ひょんなことからその奥にある鬼面村に行くこととなり、事件に巻き込まれる。合掌造りの家が一夜で消え、次々に起こる奇怪な事件の裏に隠された真相に、推理小説好きの黒星が挑む。“助手”葉山虹子の活躍も見物。著者の大幅加筆修正のうえ、新装版で新たに登場。名シリーズ第1弾。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

タイ子

71
峠に現れたモンペ姿で、藁草履、手ぬぐいを巻いた背中の曲がった怪し気な老女が鎌を片手に不気味な笑み。まるで横溝正史の世界ですがな。と、ぞわっと感は黒星警部の登場で一気に解消。舞台は白川郷…から少し入った所にある鬼面村。休暇を利用してやってきた黒川警部、そこで出会う記者の虹子とともに摩訶不思議な事件に巻き込まれる羽目に。一夜にして合掌造りの家がまるごと消える!そして、起こる殺人。おどろおどろしいのは横溝さんに任せてここは折原さん、面白いです!この謎解きに満足するはしないかは読者次第。いやいや私は大いに満足。2019/01/03

HANA

66
休暇中の埼玉県警黒星警部。どぶろく飲み放題のイベントに参加していたところ、人違いでとある村に案内され…。著者の作品というと現実の事件に範を得たどこか神経症的な作風が多いという印象だったが、本書はまさにその逆、ユーモアミステリというよりコメディの域に達しているなあ。といってトリックがおろそかにされているわけではなく、島田荘司を思わせる大掛かりな仕掛けもあるし。ある場面では「×××(某映画)かよ」と叫ばされたけど、その後のどんでん返しもしっかりしてたし。何より主人公二人のドタバタ具合も時代を思わせて良き。2025/09/27

達ちゃん

52
クスっと笑える面白いミステリー。黒星と虹子のやり取りがお約束だけど楽しいです。面白いトリックあり、どんでん返しもありで、シリーズ追いかけたいです。2018/12/21

かめりあうさぎ

52
折原先生と言えば倒錯シリーズしか読んでないので、まさかこんな軽いノリのユーモアミステリだとは思いもしなかったです!なんとなく拍子抜けしましたが、建物消失や密室トリック、どんでん返しなどミステリ部分はさすがにしっかりとしていて面白かったです。それよりユーモアセンスが肌に合うかどうかで好き嫌い分かれそう。私はこういう軽く読めるミステリも好きなので、続々復刊予定の本シリーズを追いかけていこうと思いました。2018/05/26

瑞佳

47
ちょっぴりエッチでふざけていて、胡散臭い登場人物や舞台設定が横溝チック。シュールな描写がオフビートな笑いを誘い、まるで『トリック』のドラマを見ているみたい。白川郷のその奥にある鬼面村。合掌造りの家が一夜で消え、次々に起こる奇怪な事件の裏に隠された真相とは!?ひたすら酷い目に遭い続ける黒星警部の「密室はミステリ・ファンの心のふるさと」はまさに名言なり。2018/08/21

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