双葉文庫<br> おいらん若君 徳川竜之進 : 1 天命

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双葉文庫
おいらん若君 徳川竜之進 : 1 天命

  • 著者名:鳴神響一【著】
  • 価格 ¥539(本体¥490)
  • 双葉社(2018/06発売)
  • ポイント 4pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784575668810

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内容説明

春爛漫の吉原仲の町に世にも美しい花魁が道中してくる。その名も篝火――滅多に姿を拝めぬばかりか、決して客と同衾しない伝説の花魁を我が物にせんと、今日もお大尽の虚しい挑戦が続いていた。だが、篝火花魁にはとんでもない秘密があった。その正体は美男、しかも故あって甲賀のくノ一、美咲に幼少時より吉原に匿われていた尾張徳川家の御落胤だったのだ。秘剣「見返り柳」が世の悪をしなやかに斬る!! 超期待の新シリーズ始動。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ナイスネイチャ

107
尾張徳川家の跡継ぎが何者かに狙われていて、逃れるため花魁に扮し、悪者と戦う物語。凄腕の元忍者とか出てきたりしたが、年を取りお付きの人として護るのもちょっと現実味ある。初期設定は非現実的ですが。続編が楽しみ。2020/04/26

けろりん

49
新聞の新刊案内で、表紙画と惹句に目が釘づけになってしまった一冊。先の尾張徳川家の当主宗春のただ一人の男子でありながら、故あって、吉原で花魁篝火として生きる若君竜之進。絢爛たる花魁道中と阿修羅像を思わせる凄みのある美貌で江戸中の男の心を虜にする一方、夜には男姿に戻って、奥義”見返り柳剣”で弱きを救け、強きを挫く。若さゆえの一本気、勇み足も多くて、守り役の忍び衆が振り回されて気の毒だけれど、時代小説は、このくらい荒唐無稽な設定が楽しい。2019/06/24

大阪魂

42
鳴神さんの新シリーズ、尾張徳川家のお家騒動で暗殺されかかった若君を吉原の花魁にして身を隠さすんやけど、花魁は絶世の美女て人気やけど客はとらず、夜な夜な男の姿で吉原から抜け出しては町衆と一緒に天狗や狐騒動に隠された武家の悪だくみを解決するってお話。まわりに美女いっぱいいてるし、家来の忍者もおじさんだらけやけど特技もってるしって、まあテレビ時代劇の1時間番組くらいならぴったりかなあって展開。時代背景はうんちく勉強にはなるけど、とってつけた感で最後の方は読み飛ばしてしもたー(¯―¯٥)💦次は疲れる本の後によも2023/01/07

真理そら

22
続編が出たので読んでみた。吉原物兼御落胤物兼悪人成敗物他諸々。カバーの花魁の目つきがいい。竜之進を守り育てた忍びたちの老け具合がおもしろい。2作目も読んでみよう。2018/11/04

chatnoir

17
表紙に一目ぼれして購入。20キロの衣装も物ともせずこのポージングを取れるなら膂力も大層強いだろう。実は某アニメの稗田八方斎のように後ろにひっくり返る想像をしてしまいました(笑)こういう、美しくて強くて清々しいキャラは大好きだ...けども...王道娯楽時代劇をいくつか合わせたような印象。主人公が無鉄砲で子供っぽい。母を早くに亡くしていて周りの女性への思いにマザコン臭が漂っていて、眉目秀麗でも色気が無い。まぁまだ17位らしいし妥当なのかな。2018/05/10

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