内容説明
東部都市国家連合を制圧したグラミア王国。オルビアンを落としたグラミアの勢力に危機感を覚えたシュケルは、帝国内の不協和音を排除し国を一つにするべくエリザの妹スジャンナを偽りの聖女として擁立する。そして聖女となったスジャンナは、民を、そして国を鼓舞し聖戦の開幕を高らかに宣言したのだった。
その頃、グラミアの一部の諸侯の間では、連戦への不満からナルへの不信の声が高まり始めていた…。グラミアと帝国、決戦の行方は……そして、ナルとイシュリーンの未来は!? 伝説の戦記、ついに完結!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
こも 零細企業営業
5
綺麗に終わった。2019/04/11
nas
4
【オススメ】完結、最高だった。こういう戦記ものが好きなんだよなぁ。実は電子書籍の全巻セット版だとコミケ配布のSSがついてたみたいでそっちにすればよかったとちょっと公開している。読みたいんだけど、ここからセットはなぁ…。紙版だったら電子書籍版とは別に買っておこうかなってのもあったんだけど。webでは短期公開だったみたいでもうもっと別の作品も読んでみたいなと思ってたけどなろうで続編やってるぽいなこれは。ありがたい、そっちも書籍化してほしいな2020/04/24
すがはら
4
またしても怒濤の勢い。手に汗握りまくり。帝国との戦いは場外含めてあちらこちらで乱戦で、最後までナルたちが有利なのかどうかも判らない位。そのままの勢いでお話自体綺麗に畳んでしまったのは見事。後日談は、できる限りの皆にとっての幸せの図なのか。これでいいのか?と一部思わなくもないけれど、穏やかで希望の溢れる終わり方かと。2018/07/11
くま吉
1
★★★☆☆ 異世界に転送させられた主人公が動乱を生き抜く物語。 気軽な要素はほとんどなく過酷な状況とひたすら主人公は直面し、立ち向かう。 主人公を取り巻く恋愛ものだけがファンタジーをしていて、戦争とのギャップがこの物語の救いだろうか。 なんだかんだ言いながら最終巻まで読み終わってしまった。 最後の日常を見ると読み手も含めて過酷な途中経過も悪くなかったと思える。2018/10/23