常勝将軍 立見尚文(上)

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常勝将軍 立見尚文(上)

  • 著者名:柘植久慶
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  • PHP研究所(2018/05発売)
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  • ISBN:9784569676845
  • NDC分類:913.6

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内容説明

陸軍大将・立見尚文は、元桑名藩士である。桑名藩は会津藩の盟友として幕末から佐幕派の雄として行動した。いわば賊軍出身者で大将まで立身するのはきわめて稀であり、しかも立見の場合、戊辰戦争・西南戦争・日清・日露の戦役と、つねに最前線にあって戦い、かついかなる厳しい状況下でも立見個人は敗走を知らない。まさに「常勝将軍」なのである。本書は、史上まれに見る天才指揮官であった立見尚文の生涯を、少年時代から永眠までを克明に描いた渾身の歴史大河小説である。上巻は、桑名藩内で頭角を現わし、戊辰戦争では鳥羽伏見の戦いからやがて北越方面へ転戦、雷神隊という精強な部隊を率いて新政府軍を恐れさせた立見の前半生を描く。旧幕府軍の降伏後は謹慎を経て司法省へ出仕、やがて指揮官としての能力を買われて陸軍に招かれる。西南戦争では西郷隆盛の本軍を追い込む活躍。陸軍軍人として立見の評価は一気に高まり、出世街道を駆け上がっていく。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

アイゼナハ@灯れ松明の火

23
日露戦争における陸戦の山場の一つ、黒溝台の戦いにおいてロシア軍の大攻勢を凌ぎぬいた名将、立見尚文。『坂の上の雲』で、日本に残された虎の子の師団を率いて出陣するシーンが印象的だった事もあり、固めて読んでみたいと思っていました。上巻は幕末、幕軍として桑名藩の雷神隊を率い北越の戦野を転戦する様子や、戦後不遇の時期を経るも西南の役を契機に復権し、近衛師団の中で着実に地歩を固めていく様子などが描かれます。人物描写が割と淡々としてる印象ですが、控え目なお人柄だったのかしらん?下巻はいよいよ日清戦争に突入です。2011/08/16

BIN

6
戊辰戦争では幕軍に付き最強の名をほしいままにし、西南・日清・日露で戦い続けた将軍立見尚文を描いた作品。上巻は朝鮮出兵前まで。この人は戦ばかりなので単調になりつまらなく感じることも多々ありましたが、中村彰彦のに比べるとまだ読めました。朋友土方歳三の戦死場所に訪れた時には徐ろに帽子を脱いで黙礼したシーンにはぐっと来ました。2016/09/08

Tomoichi

6
乃木希典や児玉源太郎に比べると知名度が低いが戊辰戦争から日露戦争まで戦い抜いた名将立見尚文の生涯を描く小説の上巻。 残念ながら文章が退屈で全く盛り上がらず下巻に突入へ。2015/05/31

えだげ

1
すごい人は何やらしてもすごい2019/09/14

うたまる

0
「そんなことを気にしていられるか。どうせ維新ではいったん水面下に沈んだ身だ」……戊辰・西南・日清・日露の戦争を勝ち抜いた名将、立見尚文の伝記。不運ながら戊辰戦争では幕府軍側に属したため、維新後のキャリアでは出遅れてしまう。しかし、その才と時宜を見る目を元敵将である山縣有朋に買われ西南戦争での活躍を機に昇進していく、というところまでが上巻。驚くべきことだが、才能があり性格も良い主人公に激動の時代という組み合わせなのに、いまいち盛り上がらない。キャラ造形か、語彙力か、表現力か、構成か、何が問題なんだろう。2016/03/08

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