内容説明
かつては、奉行所一の熱血同心として知られていた篠原潮。昔の面影はどこへやら、いまではすっかりぐうたらの臨時廻りとして、日々をのんべんだらりと暮らしていた。役目にも熱心にならず、当然、もらえる俸給も知れたもの。そんな潮を助けるため、三人の妹・紫乃、舞衣、小夜たちが、蕎麦の屋台をはじめた。またたく間に評判となった小町姉妹たちの屋台だったが、お客だけでなく、なぜかさまざまな謎や厄介事も呼び寄せてしまう。昼行灯になりさがった潮ではあるが、困った庶民を助ける義侠心には、いささかの衰えもない。危機一髪の瞬間にかいま見える、凄腕同心の華麗なる剣さばき!大好評のシリーズ第三弾。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
はつばあば
45
こちらで宜しく。読み友さんお勧めのこの本、ボケてきたのか、夫婦桜の副題に魅かれたのか3巻目から手を出してしまいました(◞‸◟)。夫婦ってほんま様々ですねぇ。夫がいながら番頭と浮気して本気になって夫を殺す‥妻。その番頭の母親を何年もの間看取って捨てられる妻。悪党の手先だっただろう女を看病して夫婦になった元同心。我が子が罪人の子とならぬよう養女に差し出した産みの母と悪人の夫、その母親との暮らし。昔は独身では恥と言う概念があった。仕方なく結婚した私達夫婦を、世間では「割れ鍋に綴じ蓋」と言います(#^^#)。2023/05/05
こかげ
11
読み友さんからのご紹介本です。 最終巻。今回も潮の推理が冴える!不具の足をかばいながらの冴えた剣術! 今回は名乗りあえない祖母が孫を生涯でただ1度抱きしめるシーンに涙。母親の着物で作ったお人形さんを孫がうれしそうに抱きしめるシーンにまた涙。 殺陣では小町姉妹の次女舞衣ちゃんが、「名前ほどは舞って見せましょう」と大活躍!!かっこよかったです!! 最後はそれぞれのお話で主役をはった登場人物たちが全員小町そばに集まって大団円!!2023/10/06
sawa
2
タイトルから、ついに?と思ったが。続きはないんだろうか。2020/05/06
めにい
2
小町姉妹の知恵はあまり目立たないのが残念。3巻目にしてなんとなくパターンが見えてきたかも。2015/04/14
シンミチ
1
どのお話も人情味にあふれていて良かったです。三姉妹の出番が少ないのが残念かな。できれば、続いてほしいけど、、、続くの?。2020/09/25