電撃文庫<br> 世界の果てのランダム・ウォーカー

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電撃文庫
世界の果てのランダム・ウォーカー

  • ISBN:9784048936149

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内容説明

深く、広い世界。その全てを知ろうと、天空国家セントラルは各地に調査官を派遣していた。調査官であるヨキとシュカは、多大な個人的興味と、小指の先ほどの職務への忠誠心を胸に、様々な調査をする。これは二人が世界を巡り、人々と出会い、(時々)謎を解き明かす物語である。「――とかいって、なんか凄く良い話みたいだね、ヨキ」「どうでしょうね。僕はシュカ先輩が真面目に仕事をしてくれるなら何でもいいですけど」 凸凹調査官コンビによる、かけがえのない時間をあなたに。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

もも

50
天空国家セントラルの調査官であるヨキとシュカの冒険譚。短編連作でそれぞれ楽しむことが出来ました♪SFだったりホラーだったりミステリーだったりと色々なものが混ざっていて深い味わいがあります。ヨキとシュカのコンビも良いですね。普段は不真面目だけど芯が通っていて有事の時には頼りになる上司、ありがちではあるけど好きです笑 これからの2人の調査も楽しみですね♪2018/03/13

まりも

48
天空国家セントラルの調査官・ヨキとシュカが、未知の国や未開の地を巡る冒険譚ここに開幕。キノの旅フォロワーかと思ったら大間違い。SFやホラー、ファンタジーにミステリー。章が変わればジャンルも変わり、その時その時で色んな要素を楽しめる新しいタイプの作品。ただ楽しいだけでなく、人のエゴや価値観など、色々と考えさせられるモノもあり、ヨキとシュカと共に冒険しながら、彼等の感じた事を自分なりに解釈する事もできる。そんな味わい深い1冊でした。世界の広さと未知への好奇心。これを読むと、それが満たされる気がする。2018/03/13

ami*15

44
ヨキとシュカが訪れる不思議としか思えない場所の数々。幻想的であり奇妙であり、2人が見ている景色は現実にありそうでドキドキするような世界観でした。「この話はそういう感じで終わるのか!」とオチに新鮮さを味わえるエピソードが充実していましたが、個人的には「黒い瞳」と「龍鱗病」の2つが良かった。また「死は救い」という作中の言葉に対して私は今まで死=恐怖という印象があったけど、その言葉と理由を読んでいて時を重ねることが生きることにおいて1番の恐怖であることに気付かされました。また不思議な世界を覗いてみたいです。2018/03/13

中性色

43
西へ東へ。こちらはSFありVRありな何でも世界探検系の作品。それぞれの完成度は高いだろうけど、どれかを軸にして描かれているタイプの作品ではないので、そういうのに慣れてない人には厳しいのかも。というか、自分がそうだっただけかもしれないが。あとやり取り的には凸凹よりも長年連れ添った感の方が出てると思う2018/03/15

ばたやん@かみがた

38
クラークやバラード等のいくつかのSF古典を想起させる。5つの短編連作。人類の限界あるいは人類とそれ以外の境界とは何か、ということがメインテーマになっていると思われる。最後に主人公達が到り着いた一応の結論は、まぁ常識の範囲内。セントラルが地上への全面的介入をやめ、観察と記録に徹する様になった経緯等は次巻以降明かされるのだろうか。2018/07/09

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