内容説明
日本の歴史は、世界史の視点で比べてみるとよくわかる。四大文明と縄文文明、ギリシア神話と日本神話、コーランと十七条憲法、フランス革命と明治維新、欧米型資本主義と日本型資本主義など、ユニークな対比によって描かれた日本の“いいところ”。大好評『日本の歴史 本当は何がすごいのか』『日本の文化 本当は何がすごいのか』に続くシリーズ第3弾!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ちーたん
14
お勉強になりました。物事、ニュースや文書だけで見てはいけない。必ず伝えていない、伝える必要のない事実がある。そちらの方が真実かもしれない。今起こっていることも歴史がなされたもの。日本も本当の歴史を見つめれば、今の状況をよくする方法が見つかるかもしれない。2013/12/15
T坊主
8
1)著者は美術史が専門であり、その視点から日本を見ていて、新たな見方を私に提供してくれた。西洋史は彼らの歴史観が基本である。一神教、多神教の違いやなりたちがよく分かり、歴史の教科書の副本に十分になりえる書又日本人に自信を与える書でもある。色々な事件、出来事は対外的な対作になっていく為の出来事であることがよく分かる。七沢賢治氏も言っているが、日本の文化、文明は世界のすべての受け皿と。2)日本の神道には経典がない、言葉が無い、持たないからその思想が普遍化されていない。2)朝鮮は一つの国にまとまることが少ない。2014/01/19
ごる
3
うーん…あまり肯定的に読めなかった。中国化する日本を読んでいる途中で、本書を読んだというタイミングも良くなかったのかも。向こうが、面白すぎた。こちらは、日本の優位性を証明するために歴史が使われている気がしてどうにもしっくりこなかった。大事なことが、〜と思います。って記述が多くて全体的にふわっとした印象をうけた。むー。一応、美術関係の記述などは参考になる部分はあったが、文章として、そうつながります?みたいな所も、あった。全体的に読んで損したとまでは、言えないが、心躍る読書体験ではなかった。2014/07/29
Rian
3
五大文明の提唱辺りから言い過ぎ感を覚えて、拭い切れずにそのまま読んでしまった。中には真っ当なことも書いてあったとは思うのだけど。これが最近書かれた本だと思うと何だかちょっと怖い気も。2014/07/15
ぱん
3
上辺だけの事実だけではわからない背景がものごとにはある。それを読み解いていくのがおもしろい。2013/11/05