内容説明
初の全国大会出場を目指す清陰と、エース三村統にとって最後の全国大会を逃すわけにはいかない福蜂工業。予選を勝ち上がった両校は、代表決定戦を前にそれぞれ合宿を行うことに。清陰の合宿で灰島は折り合いが悪かった副主将の青木とも距離を縮め、改めてチーム一丸となって王者福蜂に挑む思いを新たにする。そして11月末、福井県代表の座をかけた直接対決の幕が上がる! 青春スポーツ小説。
目次
第四話 荒海と四十人のバレー部員
第五話 英雄と天才
エピローグ 滑走路
『2.43』がもっとわかるバレーボール初級講座
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みかん🍊
99
いよいよ春校出場へ向けての福蜂工業と清陰高の決勝戦、三村があまりにカッコいいのでライバルでありながらつい応援してしまう、三村たちは3年で最後だし、でも青木や小田も3年、一緒に戦える最後の試合になるかも、どちらにも勝って欲しい、高校の3年間はあまりにも短い、手に汗握る決勝戦にはらはらしながら読み進めました、バレーが観に行きたくなる作品です。2018/04/02
えりこんぐ
61
いよいよ代表決定戦! 手に汗握る攻防が続いて止まらない。夜更かしして一気読み(=゚ω゚) どちらのチームの絆にも泣けるー。。もちろん続きがあるのね。早く読みたい!2018/04/25
アン
55
春高バレーの福井県代表がいよいよ決まる。手に汗握る戦いにページを捲る手にも思わず力が入ってしまう。勿論、ユニチカの清陰に勝ってもらいたい!でも福蜂のメンバーたちにも思い入れが出てきて、こちらも応援したくなってしまう。白熱の戦いにハラハラドキドキです。試合を通して、清陰メンバーたちがどんどん成長していく凄さにワクワクしました。天才的な灰島は凄いんだが、キャプテンの小田の人間性にも痺れる。彼が主将だから清陰チームの強さがあるんだと思った。このチームはどんどん強くなりそう。感謝のお借り本。2019/05/26
さぜん
44
男子バレーといえば「ハイキュー」だが小説では「2.43」と言えるかも。初出場を目指す清陰高校対代表常連校の福蜂工業。勝利を手にするのはどっちか。どちらのチームにもドラマがあり偏る事なく互いを丁寧に描くことで彼ら全員の思いや苦悩が伝わってくる。ずっと試合を見ていたい、終わってほしくないと思いながら男子バレーの熱さに身悶える。壁井さんは書く毎に上手くなる。春高出場は通過点。灰島が目指すのは更に上だ!2018/01/24
ユー
41
とうとう来ました、県内頂上決戦。どちらのチームも多くの課題を解決しながら勝ち上がって来ましたが、やはり勝負事。両校共に春高という訳には行きません。何故そこまでして、のめり込むのか?が明確になって来た巻だと実感。 個人的には、この「代表決定戦編」前に、「空への助走 福峰工業高校運動部」読まれる事をお薦めします。2023/11/03
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