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目次
目 次
19 アマゾン川
20 ひとりぼっちのティティ
21 暗夜の航海
22 白 旗
23 ひ と 休 み
24 ハウスボート湾から重大ニュース
25 船長フリント〈黒丸〉をもらう
26 和睦と戦い
27 ハウスボート湾の決戦
28 ウの島の宝
29 二種類の魚
30 あ ら し
31 水夫、帰る
訳者のことば
新しい少年文庫版に寄せて
永遠の夏の光 上橋菜穂子
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ずっきん
77
上巻はあくまで児童書って感じで読んでたけど、下巻の子供達の『本気の冒険ごっこ』の臨場感たるや、大人も巻きまれる。船と子供たちのリアリティが素晴らしい。大人目線で読んでも充分に楽しめる、いまだ絶賛の声が多いのも納得の書。2020/12/14
ぶんこ
57
面白かった。もう一度子供時代に戻って同じような夏休みを過ごしたい。親となって、子供にこんな夏休みを味わわせたい。ツバメ号もアマゾン号もキャビンのないヨットですが、だからこそ気軽に漕ぎ出せるのかな?気軽だけに親は心配でしょうに、子供の自主性を大切にしてます。スーザンが魚をさばいて料理したり、アマゾン号を迎え入れるために大掃除したりと、皆健気。ロジャを気遣う兄姉。友の為に一人で叔父さんに向かっていくナンシー。素直に謝る叔父さんも素敵。周りの大人の出しゃばらない気遣いも素敵でした。2017/04/19
NAO
56
湖を海に見立てて冒険家の船乗りになりきっている子どもたちも魅力的だが、なんといっても隠れた主役はウォーカー家のおかあさんだろう。子どもたちの冒険を温かく見守り、応援し、ごっこ遊びに同じ目線で付き合ってくれる。このおかあさん自身も、きっと自分が子どものときに同じような遊びに興じていたのだろう。おかあさんの言動には常に共感が伴っていて、こんな風に接してもらえたら、子どもたちはうれしく、自信もつくだろう。ウォーカー家の避暑地はイギリスの湖水地方、湖水地方で過ごし湖を自由に船で行き来できたなんて羨ましい限りだ。2025/10/26
帽子を編みます
54
夏休みの喜び、子どもだけで過ごす特別な日々、小学生だった私は、この本に魅了されました。大人になっても魅いられる気分はありますが、別の視点でみている部分もあります。見守る大人たち、特にウォーカーのお母さん、子どもの個性をみて、信頼して、素晴らしいです。今の自分を省みて、こんな風に振る舞えているでしょうか。子どもが、よその船に侵入した噂、夜間航海、きっとじっとしてはいられないだろうし、でも子どもは「ほっといて欲しい」と思うでしょうね。あらしでこの休暇はおしまい、でも来年があるのです。そう楽しみは続くのです。2021/01/23
たつや
52
本の装丁が新しく綺麗なので最近の作品かと思っていたら、約90年前の作品なんですね。微妙に、トムソーヤや、宝島、ロビンソンクルーソーにイメージや時代を被せて読むと更に楽しめました。でも、テレビもビデオもネットも漫画も無い時代の子供たちには、こういう本はご馳走だったと思える。作品ですね。ちょっと長い気もしますが。2017/01/17




