竹書房文庫<br> NIGHTS OF THE LIVING DEAD ナイツ・オブ・ザ・リビングデッド 生者の章

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竹書房文庫
NIGHTS OF THE LIVING DEAD ナイツ・オブ・ザ・リビングデッド 生者の章

  • ISBN:9784801913004

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内容説明

本年(2017年)7月16日に逝去したゾンビ映画の巨匠ジョージ・A・ロメロ
あらゆるポップ・カルチャーに影響を与えた『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド』
あの日、あの夜、他では一体何が起こっていたのか──
総勢19人のベストセラー作家がゾンビ映画の原点に挑む!
ロメロの遺稿となったゾンビ小説も収録!
★日本版には各作家によるロメロ追悼文を特別収録!

◆序文より
私はこのジャンルが好きでたまらなく、いつも関わっていたいのだ。ゆえに、今もゾンビ映画を作ることができる自分が大変恵まれていると感じずにはいられない。このアンソロジーは、偶然ではなく、確固たる意志と目的を持ってこのジャンルに飛び込んできた作家たちの短編集であり、その序文を任せてもらえるとは、これまたなんと幸運なことか。現在の境遇に導いてくれた数奇な運命に、私は一生感謝し続けるであろう。この本に掲載されている素晴らしい小説家たちの作品を、読者の方々に届けることができるのだから。──ジョージ・A・ロメロ

◆追悼文より
「ひとりのクリエイターがひとつのジャンルを定義した」と、断言できることはそうそうない。しかし、この50年間を振り返ると、まさしくジョージ・ロメロはそれに当てはまる。(中略)私は、彼の生み出した世界を楽しみつつ、敬意を持って参考にし、多大なインスピレーションを受けた大勢のクリエイターのひとりだ。今、彼の訃報を受け、悲しみに暮れている。今日、世界が少し小さくなった気がした。──マイク・ケアリー[作家、詩人、脚本家]

【収録作品】『生者の章』
その翌日/ジョン・A・ルッソ
卓上の少女/アイザック・マリオン
ウィリアムソンの愚行/デイヴィッド・J・スカウ
動物園の一日/ミラ・グラント
発見されたノート/ブライアン・キーン
全力疾走/チャック・ウェンディグ
孤高のガンマン/ジョナサン・メイベリー
現場からの中継/キース・R・A・ディカンディード
死線を越えて/ニール&ブレンダン・シャスターマン
ジョージ・A・ロメロへの追悼文
ジョナサン・メイベリー/ジョー・R・ランズデール/クレイグ・E・イングラー/ジェイ・ボナンジンガ/マイク・ケアリー/ジョン・スキップ/ライアン・ブラウン/デイヴィッド・ウェリントン/マックス・ブラリア/キャリー・ライアン/ジョン・A・ルッソ/アイザック・マリオン/デイヴィッド・J・スカウ/ミラ・グラント/ブライアン・キーン/チャック・ウェンディグ/キース・R・A・ディカンディード/ニール・シャスターマン

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

nuit@積読消化中

110
『死者の章』からの続きとなりますが、特に死と生で作品を分けているわけではないようなので、どちらから読んでも良さそうです。相変わらず、こちらの章も執筆陣全員がぶっ飛ばしておりました(笑)。動物や子供が…なところは読んでいて辛い部分もありますが、これはフィクションで!活字やスクリーンの中だけで!と言い聞かせて(苦笑)。しかし、そんなに遠くない未来、こんな世紀末が訪れなくもないかもしれない…と考えると非常に恐ろしくなり、自分なら生き残る辛さよりも安易に自ら真っ先にゾンビになってしまうんだろうなぁと思います。2018/02/03

HANA

62
ゾンビアンソロジー続編。本書もありとあらゆるシチュエーションで、来るべき「その日」が描かれている。凄いのは何か色々トッピングしたようなその発想は無かった「発見されたノート」、一風変わった立場から語られる「卓上の少女」、某映画を思わせる「ウィリアムソンの愚行」かな。前巻と比べて、シリアスだが主人公の立場が固定されている話が多いように思えた。巻末のロメロ追悼文は、いかに大勢のクリエイターがかの作品から影響を受けていたか、そしていかに愛していたかが伺える。一つの概念を作り出した映画、もう一度ゆっくり見てみたい。2018/05/13

キムトモ

51
電)リビングデッドいやいや…ロメロを愛する気持ち満載のアンソロジーでした。それにしてもゾンビな世界観を産み出したロメロは世界遺産な人です。でもゾンビは走っちゃ〜いけません…リビングデッド好きは必読です。(ノ-_-)ノ~┻━┻動物園のお話が意外に残ってるなぁ〜〜2018/02/28

bianca

41
ジョージ・A・ロメロが昨年亡くなってから悲しみに暮れるゾンビ界。“NIGHT OF THE LIVING DEAD”が公開されてから49年も経った今もなお、パンデミックの勢いは衰えず。こんなゾンビの見せ方あったのね!と広がり続ける多様性に感心。訳者あとがきでも突然ゾンビストーリーが始まるという白熱振り。“WARM BODIES”が好きなので、ほんのちょっと心が温まる「卓上の少女」と、外ゾンビ、内幽霊の「発見されたノート」が好きだった。何故ゾンビは人の心を魅了し続けるのか真剣に考えてしまった。イカレてますね2018/01/08

アカツキ

11
9作品のゾンビ短編集。ゾンビものはプラスアルファの工夫がないと似たりよったりの話になると教えられた一冊。良かった作品を挙げると、ゾンビ+アニマルパニックの始まり「動物園の一日」。ここから面白くなるというところで終わってしまうのが残念。「死線を越えて」はサーカスでゾンビを見世物にするが…という話。人間の愚かさがよく書けている。愚かさでいうと「ウィリアムソンの愚行」も良い点数。妙にスッキリするラストで好き。一番やらかしている解決方法だけどね!2025/01/11

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