竹書房文庫<br> NIGHTS OF THE LIVING DEAD ナイツ・オブ・ザ・リビングデッド 死者の章

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竹書房文庫
NIGHTS OF THE LIVING DEAD ナイツ・オブ・ザ・リビングデッド 死者の章

  • ISBN:9784801912731

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内容説明

本年(2017年)7月16日に逝去したゾンビ映画の巨匠ジョージ・A・ロメロ
あらゆるポップ・カルチャーに影響を与えた『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド』
あの日、あの夜、他では一体何が起こっていたのか──
総勢19人のベストセラー作家がゾンビ映画の原点に挑む!
ロメロの遺稿となったゾンビ小説も収録!
★日本版には各作家によるロメロ追悼文を特別収録!

◆序文より
本書『ナイツ・オブ・ザ・リビングデッド』の物語はいずれもオリジナルで、ここでの発表が初お披露目となる。楽しく、恐ろしく、切なく、思慮深く、愉快で、感動的で、奇妙で、胸をざわつかせる多彩な内容だ。おそらく読者が期待している通り、どれも、ジョージ・A・ロメロとジョン・ルッソがおよそ五十年前に創り出した世界観に沿っている。私のようにこのジャンルの筋金入りのファンであろうが、ゾンビ初心者であろうが、たまたまお気に入りの作家の名前に惹かれてこのページを開いただけであろうが、誰でも歓迎する。不気味な世界への扉は開かれた。この世の終わりにようこそ。──ジョナサン・メイベリー

◆追悼文より
ジョージ・A・ロメロは“生きる屍”の父と言える。『ウォーキング・デッド』『バイオハザード』『ワールド・ウォーZ』は、1968年に製作された画期的な作品『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド』なしでは存在しなかった。ロメロは現代にまで引き継がれるゾンビのスタンダードを作り上げた。彼の計り知れない貢献を認めないで、現代のゾンビについて論じることはできない。──トニー・ティンポーン[『ファンゴリア』誌 名誉執筆者]

【収録作品】『死者の章』
序説:ナイト・オブ・ザ・リビングデッド/ジョージ・A・ロメロ
まえがき ~朽ちかけた映画館での奇妙な少年の回想~/ジョナサン・メイベリー
デッドマンズ・カーブ/ジョー・R・ランズデール
スーという名のデッドガール/クレイグ・E・イングラー
ファスト・エントリー/ジェイ・ボナンジンガ
この静かなる大地の下に/マイク・ケアリー
ジミー・ジェイ・バクスターの最後で最高の日/ジョン・スキップ
身元不明遺体/ジョージ・A・ロメロ
安楽死/ライアン・ブラウン
軌道消滅/デヴィッド・ウェリントン
乱杭歯/マックス・ブラリア
灼熱の日々/キャリー・ライアン

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

nuit@積読消化中

103
ジョナサン・メイベリーのまえがきを読んで俄然テンションがあがった!少年時代(私の場合は少女時代だけど)のあの感動的な気持ちや想い出が重なり、なんとも言えない最高な気分で読みました。やはり初っ端は相変わらずのジョー・R・ランズデール。ブレーキ全快でスカッと爽快!その他にも続く錚々たる作家陣の独特なゾンビ文学はどれもハズレなし。竹書房さん、最高っス!このまま一気に『生者の章』に進みます!2018/02/03

HANA

60
ゾンビ小説アンソロジー。ロメロの遺作もあるよ。全作品がゾンビ愛に溢れていて、読んでいて楽しくなってくる。どの作品もパンデミック発生直後を描いているのだが、そのためにゾンビの面白さが黙示録的な世界が終わる寸前の楽しさであることを再確認。それが思いっきりはっちゃけた意味で出ている「ジミー・ジェイ・バクスターの最後で最高の日」とか読んでいて滅茶苦茶楽しいし。「スーという名のデッドガール」も状況に乗っていてスカッとするし、ロメロ御大のはオーソドックスで基本押さえてる。映画から半世紀、やはりゾンビは愛されている。2018/05/10

キムトモ

54
電)傑作映画の世界観を紡ぐアンソロジー。全作品が全て素晴らしいというわけではないが…参加作家さん達のリビングデッドの世界観に対する愛情は十二分に伝わります。「ウォーキングデッド」好きで〜すってただのミーハーなリビングデッドファンで留まりたくない方も必読ですね…(ノ-_-)ノ~┻━┻自らリビングデッドになるって選択もあるよね〜〜2018/02/21

bianca

34
少し前に読んだ「生者の章」よりも全体的に良かった。かなりイカレてて面白い「デッドマンズ・カーブ」「ジミー・ジェイ・バクスターの最後で最高の日」。どさくさ紛れに憎い奴抹殺!の「スーという名のデッドガール」「乱杭歯」。こんな世界だけど胸キュンロマンスの「この静かなる大地の下に」「灼熱の日々」。まさか宇宙でも!!の「軌道消滅」。ゾンビ世界で切り取られる様々なシチュエーションに終わり無し。文字だけだと物足りないものもあるけど、この本は濃くて良かったです。2018/04/12

Yu。

26
群れをなす“生ける屍”の恐ろしさや哀しさと、人が持つ狡さや悪意といった二つのスパイスが絡み合う事で奏でられるブラックすぎる味わいにニンマリな10篇のゾンビアンソロジー。。さすが精鋭揃いの作品集なだけにどれもが高レベルで面白いが、“目には目を歯には歯を” 権力濫用に対する個人的なお仕置きに“うん うん”と頷ける「安楽死」は得に印象深かった。2019/10/19

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