内容説明
美濃にて乱世の梟雄たらんとしたおどろ丸=長井新左衛門尉を襲った悲運──それは、息子・破天丸の死であった。美濃一の武将となりながら狂気の淵に沈んだおどろ丸を踏みとどまらせたのは、新九郎と名乗る油屋の婿養子である。金の力で武士となり、長井家の寄騎として働き始めた凛々しい若者は、なぜか清爽の気でおどろ丸の心を癒す。この新九郎が息子であり、自らが捨てた「友」庄五郎が人生を托した「梟雄」であることをおどろ丸はまだ知らない──。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
イトノコ
21
故あって伊勢宗瑞に加勢した庄九郎。その宗瑞の勧めで、戦乱の治らぬ美濃入りを決意する。美濃では生き別れの親子の邂逅が待っているとも知らずに。/新左衛門尉と庄九郎(新九郎)が美濃でまさかの主従関係に、本格的に国盗りに乗り出す中巻。しかし新たな忍集団の出現や関の方の暗躍もあり、果たして2人の関係はどうなる?明智姓の人物も出てきて、光秀との関係も気になるところ…十兵衛とも呼ばれているしまさか本人?しかしけっこうモブキャラが容赦なく死ぬ話だなあ…戦国時代の物語だから仕方ないのかもしれないけど。2023/05/28
スー
20
31だんだん面白くなってきました。美濃の複雑さに戸惑いましたが浅井亮政や織田家が登場して美濃の混乱は加速しそう、どうやって美濃をのっとるのか楽しみ。2020/02/28
バッタ
3
登場人物が個性的で、設定も練られているので、登場人物が多い割に混乱しないで読み進めることができました。2011/08/20
水面頼光
2
剛直な父と戦略家の息子の取り合わせが面白い。新九郎の家来達もそれぞれ個性的でよい。表題の 『ふたり道三』の意味は下巻に持ち越しのようだ。2011/04/08
よっ!
1
斎藤道三が二人いて、親子だが実は最初の出会いは親子であることを知らなくて・・・といった内容。やや奇抜な内容ながら文章自体は面白い。時代考証も悪くないのだが、道三の設定内容が個性的すぎるか。★★★☆☆2012/09/17
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