内容説明
時は乱世。魔剣・櫂(かい)扇を鍛えた刀工・隠岐允(おきのじょう)の末裔、おどろ丸は乱世第一等の将となるべく、盟友・庄五郎の才知を頼りに、美濃の地に立った。粗暴にして自らの力のみを頼りにしたおどろ丸だったが、庄五郎と出会って「友」を知り、将軍家の寵臣・赤松政則の娘・松姫に思いを寄せ「恋」を知る。野生児にして純な魂の男は、魔剣を手にいかな運命を切り開くか。のちに「斎藤道三」と呼ばれた男の、修羅の人生が始まった……!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
スー
20
23斎藤道三が二人いたという話だと思っていたけど主人公は幻の刀鍛冶師櫂扇派の継承者おどろ丸。彼は刀を作る事より使う方になりたいと武士を目指す、世は応仁の乱で乱れ腕の立つ男が求められる時代にたった一人の友庄五郎と共に美濃の国に行く。どう道三に繋がるのか?まったく見えず早くもおどろ丸の息子にバトンタッチ、中巻ではどんな展開が待っているのか?2020/02/15
バッタ
2
展開がわかりやすく臨場感もあり、続きが気になる展開です。2011/08/20
よっ!
1
斎藤道三が二人いて、親子だが実は最初の出会いは親子であることを知らなくて・・・といった内容。やや奇抜な内容ながら文章自体は面白い。時代考証も悪くないのだが、道三の設定内容が個性的すぎるか。★★★☆☆2012/09/17
maren
1
宮本さんの本はなかなか面白い。破天荒な主人公がいつも魅力的す。2012/09/24
おぎん
1
始めからジェットコースターのように展開する物語。破天丸が道三になるのかと思ったら予想のつかない方向に進むストーリー。2012/02/22