オーバーラップノベルス<br> 望まぬ不死の冒険者 1

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オーバーラップノベルス
望まぬ不死の冒険者 1

  • ISBN:9784865542400

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内容説明

最高の神銀級冒険者を目指し早十年。
おちこぼれ銅級冒険者のレントは、ソロで潜った《水月の迷宮》で《龍》と遭遇し、その圧倒的な力の前に為す術なく喰われた。

――そして、レントは“目覚めた”。

なぜか最弱モンスター「スケルトン」の姿で……!?
レントは討伐を回避するため、魔物の『存在進化』――魔物を倒して経験を積み、上位の魔物へ進化することを目指す。
存在進化して「グール」になれば、人間だと誤魔化せるかもしれない。
その最中、レントはついに人間の駆け出し冒険者リナ・ルパージュと出会う。
魔物からリナを助けたレントは、存在進化で得た新しい力の強さを知り……!?
強大な魔物と戦い、多くの謎に出会い、そして強くなる。
死してもなお遙かなる神銀級を目指して、不死者レントの『冒険』がいま、始まりを告げる――!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

こも 零細企業営業

25
通い慣れた低級ダンジョンにドラゴンが現れて、死んでしまった冒険者が主人公。気が付いたらスケルトンになっていたってコンセプトが面白い。 何とか街に帰りたいと孤軍奮闘してるがアンデットになってしまったせいでなかなか帰る目処が立たない。 そこに単独でピンチになってる新人冒険者に出会い、その冒険者の手助けで街に入る事が出来た。 そしてかつての知り合い達と再会する。大抵の連中は彼だと気が付いておきながらもソッとしておいてくれる。唯一彼が頼ったロレーヌだけが彼を匿い共に住むようになる。そして彼、レントは冒険者と再出発2019/12/07

瀧ながれ

20
キャリアは長いが生来の素質のせいでレベルが上がらない冒険者の主人公。あるダンジョンで龍に喰われて命を落とすと、なんとスケルトンに転生していた。て、それだれの骨?自分のなん?(ちょっとした疑問) 魔物が主人公だからダークなファンタジーかと思っていたら、なんとか魔物なりの進化をして、街を歩いていても怪しまれない見た目になったら再び冒険者を目指そうという、とても前向きな人生(生きてないけど)を歩む話で、物騒な描写は当然あるんだけど、読後感はなんかほのぼのしていて楽しかったです。いい奴だったんだな主人公…。2017/11/19

磁石

19
なぜ魔物として蘇えれたのか? まだまだ序盤なので、後々に明らかになるかもしれない。が、自分よりも遥かに強大かつ長命かつ神話的な存在=龍に喰われたから、は気になった。転生やら前世の記憶を保持するには、その過程を経る/彼らの養分として記憶してもらう必要があるのかもしれない。昆虫やら草食動物やら鼠やらの、ある程度喰われることを前提としている生物たちは、自然にはそのような仕組みが駆動していると認識しているから……ということかな。2018/02/18

ミヤザワ

7
期待以上におもしろかった。器用貧乏なベテラン冒険者が、死に至る失敗から魔物になってしまい、腕力や魔法力によらない冒険をしていく物語。自分ではパッとしない冒険者だと考えているけど、周りの人たちはちゃんと主人公を冒険者として評価しているところが優しくて、読んでいて泣けてくる。冒険者とは冒険するだけでなく、初心者を助けたり困っている人に手を差し伸べたりできる存在なのだと示している。これからどう物語が進んでいくのか、先の展開が気になる本です。それにしても龍の挿絵に圧倒される。2018/05/06

あさい

4
Web版既読。書籍版では、構成が組み替えられ一部描写が修正されているが、大枠の展開は同じでWeb版よりパワーアップしている印象。Web版の1話から38話までにあたる部分を収録し、新作短編分を加えた形になっている。そこそこ人望がある10年も活動している熟練でも低能力の冒険者であるレントが、低レベルのダンジョンの未踏破領域に入った際に竜に襲われ食われたらスケルトンになっていたという話。スケルトンで延々頑張っていく話ではなく、進化して人間に近づこうというのが趣旨。加筆修正されたこと面白くなったし、次巻が楽しみ。2017/11/02

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