内容説明
伊賀を継ぐ忍び奉行が、幕府にはびこる悪を人知れず闇に葬る!
佐渡奉行、長崎奉行を終え、江戸に戻った柘植長門守は、幕府の俊英・松平定信から突然の密命を託される。立ちはだかる幕閣の闇!
長崎奉行を勤め上げて江戸に戻ってきた柘植長門守正寔(つげながとのかみまさたね)は、作事奉行の任についていたが、ある日、謎の人物から屋敷に誘われる。疑心暗鬼で誘いに乗ると、そこには幕閣の若き俊英がいた――。「松平定信じゃ、見知りおけ」。そして、正寔が伊賀の血を引くことから、定信にある人物の守りを頼まれるのだが、時の幕閣の思惑が絡み、命を狙われることになり……。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
いつでも母さん
82
『仏の重蔵』シリーズが好きで、藤さんの新シリーズにも手を出してみた。ん~ん、まだどちらへ転ぶか判断できないかなぁ・・ただ、この主人公・柘植長門守、出来る男らしいのだが、やる気があるのか無いのか(汗)周りの者達もまだ掴みきれないなぁ。奥方だけは分かったような気がするが(笑)とりあえず、次巻を読んでからとしようかな。2016/11/26
とし
74
隠密奉行 柘植長門守「松平定信の懐刀」 1巻。好奇心旺盛な長門守正寔、意次なのか定信につくのか周りの者も大変ですが奥方絹栄さんだけはブレていないようですね。2020/01/18
とく だま
4
家康の逃走を守った伊賀の末裔。この主人公の人品と家族や家人の人となりが素敵で、面白い。剣劇もなかなか読める。この作家さんは、初読みかもしれないわ (^^2021/09/16
あき
1
うーん、やっぱり大目付の方と同じでなんかちぐはぐな印象なんだよな。面白くないわけじゃないんだけど。登場人物の言動にイマイチ一貫性がないのが原因なのかな。登場人物は魅力があるから惜しい。2021/10/20
いの
1
久々の時代小説。主人公である柘植長門守は伊賀の血をひくお役人、面白そうなんで読んでみた。シラッとしながら心の声も面白い。複雑な内容ではないので読みやすかった。個人的にはもう少しばかり色気や躍動感も欲しかったかな。第2弾出たらまた読みたいと思う。2016/12/03
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