二見時代小説文庫 大老の刺客 - 隠密奉行 柘植長門守３

著者名：藤水名子

二見書房（2018/05発売）

• ISBN：9784576170961

内容説明

勘定奉行拝命の長門守に松平定信より密命！
贋小判造りの元を断て。

金座の小判師たちを探る長門守を襲う白帷子の男は、妖しい術を使う風魔だった。
黒幕の意図が知れたとき、身を賭した戦いが迫る！

勘定奉行を拝命した柘植長門守正寔は、松平定信から本物と寸分違わぬ贋小判を見せられ、「もし金座の小判師が関与しているのであれば、勘定奉行であるそちの責」と、探索を命じられる。金座からの帰途、妖しい術を使う白帷子の男に襲われるが、下臣六兵衛の仇敵であったことから、黒幕の策謀が見えてくる。贋金は何のために、そしてなぜ襲われるのか、身を賭した戦い！

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[とし]

隠密奉行 柘植長門守｢大老の刺客｣3巻。松平定信の密命は贋金に関わる事件の探索、それにしても様々事件が起きいろんな人物や敵がでてきて退屈はしませんが。

2020/01/29

[とく たま]

主人公の内心と発する言葉の操り方が、処世術の難しさを教える。他の人物も、同様な語り方が見られる。料理上手の奥方に何か隠された謎がありそうだな。忍かも？

2021/10/19

[なあちゃん]

いろいろ事件は起こるが一番ほっこりくるのは絹栄さんとの夫婦愛。

2018/11/28