メディアワークス文庫<br> お世話になっております。陰陽課です4

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メディアワークス文庫
お世話になっております。陰陽課です4

  • 著者名:峰守ひろかず【著者】
  • 価格 ¥671(本体¥610)
  • KADOKAWA(2017/10発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784048934084

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内容説明

雪化粧に覆われた冬の京都。忙しい春明に代わり、祈理は陰陽課の公務を初めて一人で行うことになる。春明に一人前と認められたようでうれしい祈理は、張り切って現場に向かう。しかし現場で呪詛の封印が解け、絶体絶命のピンチに陥ることに。そんな祈理を救ったのは、春明の元主である大陰陽師・安倍晴明で――!? 新米公務員×不良陰陽師の妖怪お助け物語、第4巻は京都の平和を揺るがす大事件が発生!? 祈理の公務員生活一年目、クライマックスです!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

スズ

62
工事現場から出土した平安時代の遺物の鑑定に行くよう春明に言われた祈理は、遺物が収蔵された文化博物館を訪れる。しかし、遺物に込められた呪詛が解放され、絶体絶命の危機を迎える祈理だが、彼女を救ったのは春明の先代の主である安倍晴明で…。下鴨神社で彷徨う記憶喪失の霊を助けたり、異人達と協力して京都を跋扈し始めた彼岸の悪霊達を捕縛したりと、公務員として市民のために奉仕する祈理のクソ真面目さは相変わらずで安心。安倍晴明との出会いで揺れ動く祈理と春明でしたが、彼らが今まで繋いできた絆が大きな柱となる展開が凄く良かった。2017/10/30

papako

42
大団円ですねー。いよいよ登場したあべのせいめい。御所の老紳士が悪役かもって思った自分は全然ダメですね。ぶれずに真面目に常に公務員として考えてきたイノリはここでも間違えなかった!春明もちゃんと自分の考えを伝えられた。最後は京都の街を守ってきたみんなのゆるいけどゆるがない絆がしっかり結ばれた気がします。まだまだこの京都を楽しみたかったけど、サクッときれいにまとまったいいシリーズでした。2024/03/19

よっち

41
冬の京都。忙しい春明に代わり祈理は陰陽課の公務を初めて一人で行うことになり、張り切って現場に向かうもそこで呪詛の封印が解け、絶体絶命のピンチに陥ることになってしまう第四弾。工事現場から出土した平安時代の遺物鑑定から広がってゆく数々の騒動。記憶喪失の霊や悪霊を退治してゆく過程で彼女を救った春明の先代の主・安倍晴明の提案。強力なラスボスに見せかけてマッチポンプ的な展開にはあれれ?と苦笑いでしたが、新米公務員として頑張ってきて成長した祈理を周囲も信頼してくれて、何より主任との主従関係の変化に心温まる結末でした。2017/11/13

まるぼろ

22
ひとまずこの巻で完結です。出土した土器が呪術的な意味で危なくないか陰陽課宛てに来た鑑定依頼を祈里一人で行う事になるが、それが切っ掛けである大きな事件に発展して行き…と言うお話です。とても良い大団円なお話だと思いました。仲町先生の物語を読んでるせいか、強いて挙げれば小野篁も出て来たら面白かったのに…とは思ってしまいましたが…w ですが、元の主である「安倍晴明」の登場とその言葉に翻弄された祈里と春明が、公務員として、1200年の間京都を守護してきた公認陰陽師として、そして何よりパートナーとして、→2018/06/25

あゆみ

21
★★★★★ 偽物とは気づきつつも、安倍晴明から分離して生まれた別人格の「安倍清明」という発想はなかったのでおもしろい!元の主人と今の主人の問題に式神が意見するのは筋違いだと腑抜けている春明に「関わることから逃げてるだけや」「祈理ちゃんと一回ちゃんと話した方がええ」と発破をかける天全に好感度がアップ!シリーズ当初よりは成長が伺える祈理、でも結局好きにはなれないキャラのままシリーズはひとまず締めくくり。2017/10/06

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