メディアワークス文庫<br> お世話になっております。陰陽課です3

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メディアワークス文庫
お世話になっております。陰陽課です3

  • 著者名:峰守ひろかず【著者】
  • 価格 ¥671(本体¥610)
  • KADOKAWA(2016/12発売)
  • 真夏も楽しく!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~8/11)
  • ポイント 180pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784048925464

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内容説明

秋の足音が聞こえる京都。市民に紛れて暮らす妖怪「異人さん」の働く病院を訪れた、京都市役所『陰陽課』に勤める祈理と春明。異人さんへの事務手続きを終えた二人は、帰りがけに車椅子の老女、高邑八重とすれ違う。どうやら春明は若いころに八重と知り合いだったようで、過去のことは詮索されたくない様子。しかし、八重と出会った後、春明の態度に変化が現れる。平安時代から千年の時を生きてきた式神の春明。これまでにあったであろう、多くの出会いと別れに想いを寄せ、祈理は主として、そして陰陽課の同僚として何か力になりたいと思うのだが……。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

スズ

64
陰陽課の祈理と春明は、病院で車椅子の老女高邑八重と出会うが、その後春明は陰陽課を休んで何かの調査を始めてしまい、主である祈理は彼の真意を探ろうとするが…。敗戦直後の京都で空虚な生活を送っていた春明と、彼を慕う女学生の八重との温かい日常と、潰れたダンスホールで春明と踊る八重の笑顔が素敵でした。敗戦の混乱に乗じて京都に侵入し、人々の寿命を喰らう妖怪に立ち向かう春明が良かった。竜神の宴会に招待されても相変わらずメモばかりしている祈理と、呆れながらも彼女を護り続ける春明が良い。人と妖は同じ時を生きられないのかな…2016/12/12

佐島楓

53
人のカタチをとっている以上、人とかかわりつづける運命の「異人」たち。その人と「異人」との決定的な断絶を、本作にみた。祈理と春明が恋愛関係になることも、今のままではありえないはずだ。2016/11/30

papako

40
ぶれないイノリがすごくいい。プライドの高いお子さま竜神もイノリのメモと全体の奉仕者、公務員という姿勢でまるくおさめてしまう。そしてちょっと嫉妬も覚える過去の事件と異人問題もみんなの協力とイノリの観察力で乗り切った!ちゃんと伏線が回収されるのもいい。あと一冊かぁ。どんな感じにまとまるのかしら。2024/03/19

よっち

34
病院を訪れた帰りにすれ違った車椅子の老女・高邑八重は春明の若い頃の知り合い?八重と出会った後、詮索されたくなさそうな春明の態度や行動に変化が現れる第三弾。今回は春明の終戦直後当時のエピソードが明らかになって、相変わらずメモ魔だったり幼女姿なために気付かず善女竜王相手にうっかり説教かましてしまう祈理には苦笑いでしたけど、出された課題を単独で見事に解決してみせたり、いい着眼点で事件解決に導いたりと確実に成長していますね。八重のエピソードも印象的でしたが、少しずつ春明を意識するようになってきた祈理の今後に期待。2017/01/03

まるぼろ

19
さて今巻は春明の過去に纏わる70年前のある事件について。算盤坊主である成瀬敬市の勤務先である総合病院へ赴いた祈里と春明だったが、そこで春明は八重と言うある老人と再会するが…と言うお話です。今巻も面白かったです。過去に晴明が解決したと思われていた赤マント事件が実は…と言うお話でしたが、その事件を春明だけでなく陰陽課として解決に導いたのがとても良かったな、と。善女竜王の件も含めて今巻の祈里の働きはとても大きかったと思いました。が、今回祈里に助言をしていた老紳士の真意が最後に垣間見えて…、次巻も楽しみです。2018/02/24

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