内容説明
念願の公務員に採用され、京都市役所で働き始めた新米公務員の火乃宮祈理。彼女の務める『陰陽課』は、京都の町で人間に紛れて暮らす妖怪たち『異人さん』の生活を守る部署だった。そんな祈理の上司は、銀髪、赤シャツ、白ネクタイの、どう見てもチンピラな公認陰陽師の五行主任。凸凹コンビは今日も京都の町を駆け巡る。御苑の森に異人さんが現れたかと思えば、祈理に勝負を挑む陰陽師がやって来て、五山の送り火の夜には怪鳥が京都の空を飛び回る! しかも更なる問題が勃発し、町を治める鬼と狐と天狗の惣領たちまで集まってきて……!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
佐島楓
39
祈理と春明の関係性が面白い。どうみても主従関係になっていない。さまざまな事件を解決し、それでお互いを少しずつ認め合っていく。今後も楽しみなシリーズ。2016/07/31
papako
36
陰陽道って独学で勉強って!二代目蘆屋道満こと小松原くん、すごい。彼がなんか事件起こすのかと思ったら、そっちだったのか!しかしイノリのメモや記録はすごいな。春明とイノリの関係も落ち着くのかしら?春明の口の悪さには慣れないけど、だんだん楽しくなってきた。2024/03/19
よっち
30
陰陽課に所属する杓子定規な新米公務員・祈理とチンピラに見える公認陰陽師・五行主任の凸凹コンビが、「五山の送り火」が近づく中発生する問題の解決に動き出す第二弾。最初は図らずも式神としての春明の主となったことに戸惑っていた祈理でしたけど、相変わらず二人のテンポの良いやりとりは面白いですね。どちらも足りないところはあるけれど、相手のことをきちんと理解するようになっていて、お互いを補い合ういいコンビになってきている感じもいいですし、登場人物も増えてきて今後の物語の広がりにも期待できそうです。次巻以降の展開に期待。2016/06/23
まるぼろ
26
京都市役所いきいき生活安全課…「陰陽課」の新人所員、火ノ宮祈里と先輩で祈里の式神で公認陰陽師でもある五行春明の「異人」さんとの物語第二弾です。今巻も面白かったです。まだまだお硬い性格ながらも異人さんとの付き合い方にもなれてきた祈里と、ぶっきらぼうな性格ながらも祈里の言葉にも耳を傾ける様になった春明とのコンビも様になって来た感じがあって読んでいて楽しかったです。好きだった話は以津真天の話ですかね。今巻の黒幕が好々爺に感じたあの人とは流石に予想外でしたが…。次巻はどんなエピソードが読めるのか楽しみです。2018/01/23
あゆみ
24
★★★★★ マニュアル人間な祈理とガラの悪い公認陰陽師の春明、主従関係を結んだ2人のやり取りがおもしろい。陰陽課での日常編的な内容で連作短編で読みやすくていい。次は晴明神社の晴明祭や春明の過去話かな。2016/05/31
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