電撃文庫<br> ゼロから始める魔法の書X ―ゼロの傭兵〈下〉―

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電撃文庫
ゼロから始める魔法の書X ―ゼロの傭兵〈下〉―

  • ISBN:9784048932745

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内容説明

ゼロとの離別により心身共に傷を負った傭兵。自由の利かない身体に苦しむ姿に仲間達は手を差し伸べるが、傭兵はそれを拒絶し、ゼロを追いかけるべく一人で町を飛び出してしまう。命を投げ出すような傭兵の行為に激怒する神父だが、その揺るぎない決意に根負けし、傭兵を町から正式に追放する決意を固める。館長の助言に従い、“泥闇の魔女”と敵対する悪魔達の力を借りる決断を下した傭兵だが、悪魔と勝ち目のない交戦をする絶望的な事態に。しかしそれこそが、館長の狙いだった。ゼロと傭兵が旅の果てに知る、世界の真実とは一体──。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

まりも

41
第1部最終章。人間に戻れたものの、ゼロに置き去りにされた傭兵が仲間の手を振り切りゼロの元を目指す話。いやー、良いですね。こういうみんな幸せな大団円のハッピーエンド大好きですよ。肝心の魔女との戦いがあっさり気味だったのは正直残念だけど、一度人間に戻れた傭兵がゼロの為に再び獣の姿に戻るところとかはすごく良かったし、とても満足出来ました。神父とリーリの想いも素晴らしい。協会関連の問題は残ってるけど、そこら辺は第二部に期待ですね。傭兵、ゼロが住む村の話も読みたいし、次巻も楽しみにしています。2017/08/13

よっち

31
ゼロとの離別により心身共に傷を負った傭兵。自由の利かない身体に苦しむ姿に仲間達は手を差し伸べるが傭兵は拒絶し、ゼロを追いかけるべく一人町を飛び出してしまう第十巻。予想もしなかった急展開に戸惑う傭兵。彼の決意の強さを見てゼロの元に送り出す仲間たち。泥闇の魔女との最終対決で明らかになってゆく協会の真相があり、ゼロと十三番の生い立ちの秘密も明らかになっていきますが、改めて確認する傭兵とゼロの絆は揺るぎなくて、少しずつ変わりつつある新しい世界でも二人のありようが彼ららしくていいなと思いました。第二部も期待ですね。2017/08/10

磁石

26
まさか傭兵とゼロに、あんな因縁があったとは……。そしてギリギリのところでスルーされたが、かの悪魔と泥闇とゼロの関係を知った自称常識人傭兵は、前巻の行為をどのように思うのか。知らなかったとはいえ、相手が人間だったらぶち殺されて当然の行い。今回やたらと酷い目に遭わされているのは、まさかその報いだったのか、ソレが泥闇を裏切った一因になったのか? 真相は次章、酒場のオヤジ編にて、わかるかもしれない。2017/08/17

nishiyan

19
前巻で人へと戻った傭兵。馴れない人の身体とゼロに置いていかれたことに苦悶する。ゼロを追いかけることを決意した傭兵を周囲は止めるのだが…。見所はゼロ出生の秘密は勿論、今まで残されてきた伏線が綺麗に回収されていくところになるのかな。これまでの長い旅からだけではないゼロと傭兵の不思議な絆の強さ。神父とリーリ、表現方法が違うのだが、二人への想いも美しい。 第二部がどういう話になるのかしら。またゼロと傭兵は旅に出るのかな。神父とリーリはどうなるのだろうか。また素敵な物語が紡がれることを楽しみにしている。2017/08/12

まるぼろ

18
第一部完、人間の姿に戻ったものの、祭壇の間に向かうゼロに置いて行かれた傭兵は仲間の手を振り切ってゼロの元へ向かうが…と言うお話です。とても幸せな第一部完結になっていてとても満足出来ました。取り分け人間の姿を手に入れた傭兵がゼロを守る為に割とあっさり獣堕ちの姿に戻ったシーンとかは傭兵にとっての本当に大事な物を傭兵自身が見つけられた事の象徴に思えてとても良かったなと思いました。まだ教会に関する諸問題が残るものの傭兵やゼロ、神父やリーリにとって幸せが訪れる終わり方はとても満たされる物がありました→2017/08/12

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