内容説明
ロシア人の血をひくイケメン高校生の山田勇作。中学校では野球部に所属していたが、訳あって今は帰宅部で自由を満喫していた。ところが四月のある放課後、似合わないユニフォーム姿の男が現れ、勇作を野球部に勧誘する。男は美術教師にして野球部の監督、鈴ちゃんこと鈴木先生だった。幼馴染にも食い下がられ、お試し入部をした勇作は、独創的な練習方法に驚きの連続だったが、いつしかチームに愛着を感じはじめ──
目次
その一、春のできごと
その二、鈴ちゃん、登場
その三、鈴ちゃんのペースにおれ、ヤバいと感じる
その四、一良の訪問におれ、さらにヤバいと感じる
その五、自分で言うのも何だが、おれってわりに繊細なのだとしみじみ思う
その六、一良が鈴ちゃんこと鈴木センセについて熱く語るのを、おれは半ば呆然と聞く
その七、購買のおばちゃんは妙に色っぽいけれど、それは野球とはまったく関係ない
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
はるき
35
あさのさんの野球小説は、鋭利な刃物バージョンと綿飴バージョンがある。本作は後者。 笑えるけど、ファンとしては箸休めって感じかな。2017/08/29
塩崎 周司
13
ふう、さいとう高校野球部へ入部するまでの話で上巻が終わった。前振り長すぎッていう感じ? 早く野球の話が読みたい。ということで、下巻へ突入。2017/08/24
シェラ
7
あさのさんの野球小説。下巻が楽しみです。2018/12/02
のぞみん
7
感想は下巻に2018/02/10
ネズミ
6
★★★★☆面白いのは面白いんだけど、なんかこれまで読んできたあさのあつこさんの作品と雰囲気が違く感じて違和感があった。2019/02/08