内容説明
一ヵ月のお試し入部期間中なのに、初日からいきなりの紅白試合。勇作ははじめての硬球を恐る恐る握りマウンドに立った。小学校以来の女房役・一良と久しぶりにバッテリーを組んだとき、勇作の思いは熱く切なく燃えあがる。不朽の名作『バッテリー』のあさのあつこが放つ、感動と楽しさに溢れる青春野球小説!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
はるき
36
テレビで現実の甲子園を楽しんだ後に読む。熱さがないな! ゆるゆる、ゆとりな雰囲気がスゴイ。2017/08/29
塩崎 周司
14
汗と涙の熱き青春野球小悦を期待した向きには肩透かしなお話である。全編ダジャレの羅列。野球というスポーツの持つ熱き想いを期待した向きには肩透かしな小説である。野球の話より温泉のウンチクのほうが濃厚である。濃厚という意味では、多分きっと絶対絶命必然的に、作者あさのあつこはノリノリで書いた文章だとの印象在り。(韻を踏んでみた)。読後感想に韻を踏んでみたいほどおもろい小説である。2017/08/25
シェラ
9
なるほど…。鈴ちゃんの教えが生きてましたね。自分の考えと言葉を持つことは大事。もうちょと野球を楽しみたかった気もしました。2018/11/30
k-katayama
9
爽やかだ、高校球児。爽やかだ、高校男児。大人として、鈴木監督のような接し方を若者に対してしたいものです。殺到するマスコミ人のようでありがちなのが何とも情けない。あさのさんの言わんとすることはしっかりと伝わってきた作品でした。温泉ネタが 常に効果的に話の中に溶け込んでいました。2017/10/22
のぞみん
8
バッテリーが大好きだったので思わず手にした作品。温泉好きの高校生勇作が主人公で監督や仲間との信頼関係を上手にくだけた感じで描いた作品で面白く読めたがバッテリーのような良作感は乏しいし、期待してはいけなかった(笑)ほぼ本題から逸れる脱線話に終始。でも続編を読んでしまいそうな自分がいる。(文庫しか買わないけど)2018/02/10