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内容説明
不信任案可決で通産大臣を罷免された池田の前に大蔵官僚・下村治が現れた。下村の口から語られる経済理論と日本経済の未来予測に衝撃を受けた池田は総理大臣になることを決意する! 佐藤の兄である“昭和の妖怪”岸信介が政界に復帰。そして吉田派と鳩山派の政局は、三木武吉の悪魔的策略により鳩山派が優勢に。占領から独立までを駆け抜けた吉田政権がついに終焉の時を迎える!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
厩戸皇子そっくりおじさん・寺
52
漫画池田勇人伝7巻。連載終了の為これが最終巻になってしまった。惜しい。掲載誌を代えてでも続きを描いてもらえないだろうか?。勇人はまだ総理になっていないのだ。嗚呼読みたい。不信任案で追放された勇人の前に現れた謎の天才経済学者・下村治。彼の著作を読んで広がる日本の未来。勇人は総理を志す。吉田内閣打倒に命をかける鳩山派の老軍師・三木武吉の陰謀が見事。そして佐藤栄作の兄・妖怪岸信介登場。苦境の吉田内閣をさらに造船疑獄が追い詰める。苦境のまま物語は終わる。ここからの巻き返しが読みたい。熱烈に再開希望。掲載誌求む。 2017/09/27
akihiko810/アカウント移行中
19
7巻完結まで。のちに総理となる池田隼人の伝記漫画。7.5/10点 なんと吉田茂や池田が下野したところで打ち切り完結。池田隼人は6年後総理となり、未曽有の経済発展を主導することになるのである… ってこんなに面白いところで打ち切るかね!?いくら池田隼人という非メジャー政治家を主人公に据えた作品とはいえ、こんな面白い漫画をここで終わらすのは非常にもったいない!今大和田は「田中角栄伝」を連載中だが、ぜひ完結させてほしい。そして「疾風の隼人」もどんな形でもいいので、続きを描いてほしい2021/10/29
highig
17
( ^ω^)吉田政権の落日。スターリン急死による朝鮮特需終了を見込んでの景気悪化の中、『バカヤロー解散』から、少数与党転落、造船疑獄、指揮権発動、自由党分裂から鳩山政権誕生・・・ついに戦後復興を成し遂げた名宰相吉田茂の最後である。いよいよ今巻は所謂所得倍増計画の理論的支柱たる下村治も登場し、日本の高度経済成長を描いていく上での下準備も着々と整いつつあったのだが・・・本当に残念。こんないい所で打ち切られるとは。やはり岸信介を少し悪役に書き過ぎたのが原因だろうか?これは断じて人気の無さによる打ち切りではない!2017/08/23
緋莢
12
鳩山派の企みで不信任案が可決、通産大臣を罷免された池田。勢いに乗る鳩山派は河野、石橋の除名をなかった事にするだけでなく、三木武吉の総務会長として党三役に入る条件を吉田に受け入れさせる。そんな中、池田の前に大蔵省の官僚・下村治が現れる。下村から渡された本を読んだ池田は、日本経済の大きな発展の未来が見えて・・・2017/09/13
ツキノ
7
佐藤VS広川、圧倒的。スターリン死去。のちにわかったスターリンとトルーマンがお互いの幻影におびえていたという事実。吉田内閣、総辞職…1955年からの6年をまたぜひ読みたい!こんなに熱い政治ドラマ、読めてよかった。息子にも勧めている。2017/09/03