疾風の勇人(4)

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疾風の勇人(4)

  • 著者名:大和田秀樹【著】
  • 価格 ¥792(本体¥720)
  • 講談社(2017/01発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784063886849

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内容説明

朝鮮戦争が勃発し、東西対立が激化する中、米軍の物資の調達拠点となった日本に好景気が訪れた。池田は特需後のインフレを見据え対策を講じるが、国会での「麦飯発言」により非難を浴びることに! そしてマッカーサーより吉田に「75000名の警察予備隊を創設せよ」との要求が突き付けられた。国務省特別顧問ダレスが来日し、独立をかけた最後の大一番が始まる!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

選挙ウォッチャーちだいそっくりおじさん・寺

57
マンガ池田勇人伝4巻。日米講和に向けて頑張る最中、朝鮮戦争勃発!。戦争は良くないが、齢70を過ぎて朝鮮へ向かう根っからの武人マッカーサーには脱帽。資本主義国と社会主義国の対立を背景にしたこの戦争による特需景気が日本に起こる。しかしそれはインフレーションの危機でもあった。酒税を下げた勇人はドッジ博士とインフレ対策&米の自由化論争。このあと勇人の歴史的発言「所得の少ない者は麦を食い 所得の多い者は米を食う」が出る。これが「貧乏人は麦を食え」になるマスコミの怖さ。勇人自身も毎日麦を食べているのだが。面白い。2017/03/22

緋莢

13
講和の密使という大役を果たして、アメリカから帰国した池田。GHQをないがしろにして、ワシントンと交渉した事を快く思わないマーカット局長が池田を呼びつけるが・・・2017/02/01

highig

11
( ^ω^)1950年6月25日早朝、マッカーサーのもとに一本の電話が鳴り響いた。北朝鮮軍による38度線越境。朝鮮戦争の始まりである。形の上では多国籍軍による北朝鮮への制裁となっているが、これが米ソの代理戦争であることは誰の目にも明らかであった。折角始まろうとしていた講和交渉は頓挫か!慌てふためく池田を、交渉の中断はさせないと叱りつける吉田茂の宰相の器が光る。同時にこの戦争は日本に莫大な特需と年数十%にもなるインフレを再びもたらした。物価の安定は経済復興の礎!日本の物価安定の為、池田は通貨の供給を増やす。2017/03/21

ツキノ

7
池田勇人、講和の密使として帰国。帰国後、連日のGHQ詣で。朝鮮戦争勃発。歴史の教科書では「特需景気」くらいのことしか書いていないけれど(読み方の問題もあるが)その裏事情がよくわかる。佐藤栄作の幹事長抜擢、酒税引き下げなど、入れ知恵をする人の存在。インフレと言ったらマネーデビルことジョセフ・ドッジが来日。池田蔵相としての発言「貧乏人は麦を食え」はことばはそのままではないのだな…2017/08/19

玉瑛

3
講和が済みそうだと思えば朝鮮戦争。日本の独立未だ進まず。2017/02/14

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