内容説明
ダリス王女、カリーナ・リトル・ダリスの来訪に沸くクルッシュ魔法学園。一連の活躍から、彼女の面倒を見ることになったスロウだが、笑顔をふりまくカリーナ姫には、スロウにしか見せない本当の姿があって……?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
θ(シータ)
30
「喜べ、デニング公爵ッ! 君の息子はーーーーー本物であったぞッ!」ダリス次期女王:カリーナ・リトル・ダリスの来訪から迷宮探索、件の香水と様々な出来事が重なりそれは伝説の黒龍まで呼び寄せる異常事態に発展していく成り上がり英雄譚第3弾。中盤からの終盤にかけての引き込み方がほんと上手い。そして何より、スロウがカッコよすぎる。全てを投げ捨てて愛する人の元へ駆けつける姿。まさに主人公そのものだったね。シャーロットもやっとメインヒロインらしくなってるし最後の展開から彼女がどう動くのか楽しみ。星4つ【⭐️⭐️⭐️⭐️】2019/06/22
よっち
29
ダリス次期女王カリーナ来訪に学園が沸く中その世話役を引き受けたスロウ。学園にきた本当の理由を明かしたカリーナ姫と迷宮探索に向かう一方、スロウのいない学園に伝説の黒龍セクメトが襲来する第三弾。外面は良いものの引きこもりで奔放なカリーナに振り回されるスロウ。その裏で魔法を使えるようになろうと密かに懸命に練習するシャーロット。またもや新ヒロインと着々とフラグを立てる展開なのかと思いきや、ついに二人でシャーロットの秘密と向き合う急展開にはなかなか盛り上がりました。物語としても大きく動く転機になりそうで続巻に期待。2017/08/20
まりも
28
ダリス次期女王カリーナが登場する第三弾。ドラゴンの幼体を見つける為に迷宮探索することになる話。今回は正ヒロインシャーロット回。シャーロットのために、全てを投げ打ってでも行動を取るスロウの姿が中々にカッコよかった。覚悟を決めた男の後ろ姿はやっぱり良いですね。これまで存在感薄めだったシャーロットも今回でようやくヒロインらしくなって何より。アリシアも良い感じ。本来の主人公シューヤのモブキャラ感が巻数を重ねる毎に増してるのはどうにかして欲しいけど、果たしてここからどうなっていくのか。次巻も期待してます。2017/08/20
まるぼろ
23
物語が動き始めた今巻、魔法学園にある目的を携えてダリスの王女殿下カリーナ姫が来訪。その間スロウは姫殿下の面倒を見る事になるが、彼女には親しい者にしか見せない秘密があり…というお話です。読み始めた当初は何となくこのままスロウがカリーナ姫の守護騎士に…何て展開を予想しながら読んでいたのですが、そんな予想を打ち砕く後半の怒涛の展開でした。シャーロットが自ら秘密を打ち明ける展開にならなかったのは予想外でしたが、今巻の出来事でそんなシャーロットとスロウの関係のみならず様々な関係が変わりだしそうで、次巻以降の展開が→2020/06/04
かんけー
21
面白い!最後迄ワクドキの連続で♪表紙は初登場のカリーナ姫♪前巻、アリシアとの行動が多かったスロウが今回はシャーロットとに真摯に向き合う描写に大歓喜(^.^)「君に好きと言いたい」のタイトルがやっと陽の目をみた瞬間!シャーロットの公然の秘密、亡国のプリンセスの身の上をパニックに陥った学園内で?自ら黒竜に告げようとするが‼冒頭スロウとカリーナ姫のやり取りにニコニコ♪然し、物語は風雲急を醸し出して...各キャラの個性と配置の見事さにGJ! ロイヤルナイト然り、ロコモコ先生然り、デニング公爵然り、風の大精霊然り、2017/08/26