内容説明
バラノツボミ姫は、赤ちゃんのときに、悪い妖精に呪いをかけられてしまいました。十六歳になったとき、つむぎ針で指を刺して死んでしまうというのです。小さな妖精が飛び出て、その呪いを弱めました。姫は、深い眠りにおちるだけで、百年後王子さまが目覚めさせるでしょう…と。なにもかもうまくいっているようだったのに、十六歳の誕生日の朝、そのおそろしい呪いは現実となってしまいました。バラノツボミ姫は深い眠りにおち、宮殿は、壁をおおいつくすノイバラによって、外の世界から守られました。百年たって、ハンサムな王子がやってきました。王子は、バラノツボミ姫を見つけて、目覚めさせることができるでしょうか?読み継がれたおとぎ話を、美しい絵が語りあげます。
著者等紹介
ギブ,サラ[ギブ,サラ] [Gibb,Sarah]
ブライトン大学卒業後、ロンドンのセントマーチンズでグラフィック・デザインの名誉学士の学位を得る。イギリスを代表するイラストレーター。子どもの本のほかに、グラフィック・デザインやインテリア・デザインにも情熱を燃やす。夫とふたりの子どもたちとともにロンドン在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
小夜風
25
【図書館】サラ・ギブさん新刊。あぁまた王子さまに青髭か……と思ってしまったことは内緒(笑)。女の子は大好きだろうなと思いつつ、可愛過ぎて自分は1度読めばそれで良いかなって思います。クモの巣は違う気がするけど……。可愛くてキレイなんだけど、好みじゃない。2015/11/15
陽子
23
「ラプンツェル」と同じシリーズ。続けて読むと、設定が似ていることに改めて気づく。子供のいない夫婦に子が授かった時に起こる悲運な出来事。塔に登るシーン。お姫様を王子様が助ける。このパターン。これも現代的な絵と影絵の絵本。「ねむりひめ」は「いばらひめ」というタイトルの本もあった。姫の名前が「バラノツボミ姫」。この訳は初めて見た。私はディズニー絵本を最初に見たせいか、そちらの馴染みが深い。同タイトルでも色々な絵本があるなあ、と思う。ストーリーがわかっているから楽しめる事もある。美しい色彩は目からも癒される。2020/02/13
杏子
23
サラ・ギブの絵本を読みたくて借りてみた。表紙からしてキラキラしていて、ピンクのバラの花が乙女心を誘う。ほんとにきれいな本で、子どもの頃に読んだら確実に宝物になったろうな。影絵になっているところは、藤城清治さんの影絵を思い出して懐かしくなる。バラノツボミ姫という名前も可愛らしい。お話もきれいにまとまっていた。2016/03/20
たまきら
21
大好きなお話を大好きな絵で眺める幸せ。おたまさんうっとり。シンデレラの王子様より好きなんだって!ふうん。ラッキーチャチャチャなのにねえ。2017/07/27
たまきら
20
この人の絵がとにかくかわいくて好きです。男子は髭の剃り跡も青々しいとこに少し引きますがねえ。オカン昨日喉を腫らしましてね、声がすごくひどいんですよ。その声で悪い妖精をやっていて「姫は16歳の時に…死ぬ!」って言ったらうちの古今とこ不思議な消え方をするランプがぱっときえてオタマさんが震えあがりましたよ。あはは!2017/04/20