内容説明
幕府に対する西国十三藩の謀議を探る眠狂四郎の旅は、東海道のまん中の天竜川にさしかかる。敵の首領は、国禁の密貿易で巨富を得る薩摩藩の側用人・調所笑左衛門だった。調所が次々と送りこんで来る隼人隠密党の刺客を迎え撃つ狂四郎。そして、京都三条大橋に最後の強敵を倒す秘剣円月殺法の冴え! 公儀を恐れる各藩の脱落で調所の策謀は崩れ去り、狂四郎の旅はやっと終焉を告げる。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
姉勤
17
え?、終わり!?て程にミッションも、ラスボスも、ヒロインも、プロットも放置。策謀やトリックなどの上巻が面白かった分、下巻は単発、乱発気味。宿場毎で狂四郎に絡むキャラクターの動機付けが、イマイチ弱い。惜しいなぁ。2015/07/07
すす
0
ゆく先々で狂四郎を待ち受けるエピソードが次第に愉しくなった。突出した話は無いけど、短い話で完了するので自分にあっていたのかもしれない。 逆に、そもそも狂四郎の本来の目的は何だっけ…?まぁ、いいか!って感じに。 とにかく無敵過ぎるので、安心感があるのと引き換えに緊張感は皆無でした。また、短編の構成なので全体的に盛り上がりは無い。 読んでて感情も揺さぶられないので疲れない本でした。2022/09/10
みねお
0
薩摩隼人との勝負。う〜ん、これに尽きる。眠狂四郎をして「あっぱれ」と言わしめる最上最強の敵との決戦。2021/10/23
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