日本経済新聞出版<br> フラット化する世界 経済の大転換と人間の未来〔普及版〕(上)

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日本経済新聞出版
フラット化する世界 経済の大転換と人間の未来〔普及版〕(上)

  • ISBN:9784532316334

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内容説明

全世界で大ベストセラーを記録した第1回「ビジネス・ブック・オブ・ジ・イヤー」賞受賞作が装いも新たに普及版になって新登場。ピュリツァー賞を3度受賞したジャーナリストが、インド、中国、日本、欧米諸国の経営者や政治家らへの綿密な取材をもとに、全世界で起きている巨大な変化を鮮やかに活写する。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

里馬

7
技術を秘密裡に築く時代は終わりました。国境はなくなりました。東南アジアもアフリカも欧米も隣国の様なものです。効率的なやり取りは進化し続け、今後ボーダーレスどころか、国々の違いなんてなくなってしまうかも知れません。 でもこれってさあ、非英語圏が疎外されてない?2011/07/19

サスケ

3
★★☆☆☆ 11年前の著作。積読本。評判が良さそうなので読まなくてはと思っていたが、実際に読んでみると名著とは言えなかった。 「ビジネス・ブック・オブ・ジ・イヤー」を受賞しているが、著者の経験と考察、人々の発言が織り交ぜられ記述が冗長で読みずらい。 また、技術的な点で各所に誤解、まちがいがある。たとえば、フリーソフトウェアに言及している部分では自由を無料に取り違えている。 内容は悪くないのだが、続けて中巻下巻を読むかどうか悩んでいる。2019/05/03

sab

2
電気の発明で一夜では世界が変わらなかったように、技術の普及にはプロセスが再構成される必要がある。建物や機械の設備投資と人間も含み数十年単位のライフサイクルになる。地動説をコペルニクスが唱えても天動説は消えず、カトリックは20世紀末まで天動説を支持していたし、進化論もまだ認めていないのが良い例。この本はPCやインターネットによるデジタル化と、冷戦終了や外交方針転換でロシア・中国・インドが世界に接続された大転換を経てグローバル化に進み、オフショアリングやアウトソーシングでフラット化する世界を概観する。2023/11/18

Yuji Hamano

2
主にアメリカで提供されているサービスがインターネットのインフラが活用されることによりインドにて実施されている内容を題材とし、技術発展の進化に伴いもたらされている、ちょっと気が付きにくいが重要な変化を解説している。2015/01/22

Kazuyuki Matsuda

2
とりあえず上で心に残ったこと。フラット化する世界のなかでアウトソーシングできる仕事とできない仕事の見極めが重要。自分の技術が数字に置き換えられた瞬間、その技術は新興国にアウトソーシングされ、居場所を失う。運送会社のUPSのインソーシングが面白い。パソコンの修理まで運送会社で行ってしまうことにより圧倒的なコストダウンを実現。アウトソーシングにしろインソーシングにしろ、技術のプレイスシフトがポイント。2013/02/24

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