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内容説明
世界の仕組みは大きく変わった。新しい通信テクノロジーの出現によって、地球上のあらゆる場所にいる人間との共同作業が可能になり、インドや中国へのアウトソーシングが始まった。ブログやGoogleはインターネットに接続する個人にグローバルな競争力を与え、ウォルマートやUPSは人々の想像力を超えた新ビジネスを展開している。いまや、個人の働き方、企業のビジネスモデル、さらには国家のシステムが猛烈な勢いで変わろうとしているのだ。この劇的な大変化こそ、「世界のフラット化」である。この激流のなかで、先進国と新興国の個人はどう生き残っていけばいいのか。米国で大ベストセラーを記録した名著の普及版。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
サスケ
2
★★☆☆☆ この本に書かれている懸念点が嘘のように、教育に関して言えば現在のアメリカは成功しつつあるように見える。 これに対して、現在の日本には10年前にアメリカがかかえていた教育問題の他に、いきすぎた平等問題がある。 これを解消していくために、最近10年間のアメリカの教育、世論の返還を調べて、これからの日本に何が必要かを考えてみたい。 あと、既に世界は平らになっているとしても、言葉の壁が大きいのだろうなと思う。これも教育の問題か。 2019/05/16
sab
1
経済反映の基本公式=卸売改革(中露印等でトップダウンに進められた自由主義市場改革)→小売改革(卸売改革の後に行う、海外投資を呼び込むためのインフラ・教育・ガバナンスの改革)+ガバナンス+教育+インフラ+グローカル化する能力(和魂洋才なグローバルな価値観や技術を自国文化の文脈に消化する能力)はわかっているがそれを完遂することのできる国とできない国があることの理由がわからない、と著者は説く。個人的にはダロン・アセモグルの「自由の命運」+「国家はなぜ衰退するのか」に答えが書いてあるように思う。即ち制度の違い。2023/11/18
Naota_t
1
★3.4 読みづらい…。上巻は世界のフラット化について。中巻は主にフラット化におけるアメリカの現状について、だと思う。世界はフラット化していて、アメリカもそれを理解していないと世界1から落ちる、と。確かにフラット化とは、そのビジネスにおいて最も合理的な制度のある国で行う、という選択肢も出てくる。行き過ぎた例がタックスヘイブンだと思うが、諸国はフラット化した今や全世界を理解した上で制度を構築しなければならない。本書を読んでいると、グローバルインデックスファンドが今でも伸びているのは当然だな、とも思った。2019/08/01
yasu7777
1
★★★☆☆2018/10/05
こうじ
1
や、やっと読み終わった2。それなりに日本のネタも出てくるんだけど、この本のためのリサーチをしていた頃のdocomoのi modeとか、日本企業の先進性はどこに行ってしまったんだろう? 大前先生も、よく登場するね。2015/02/20