花とゆめコミックススペシャル かげきしょうじょ！！ 4巻

著者名：斉木久美子【著】

白泉社（2017/07発売）

• ISBN：9784592217299

内容説明

「紅華歌劇団」――大正時代に創設され、未婚の女性だけで構成された歌劇団。そのスターを育成する音楽学校の創立100年目に入学した、二人の奇才とその仲間たちの青春を描く物語。4巻には第12幕～第14幕と、冬組トップスター・里美星のスピンオフを収録。100周年運動会、本番！！夏組のリレー・ピンチヒッターに選ばれてしまったさらさは、この大舞台を乗り切れるのか！？

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[南北]

前回に引き続き大運動会でリレー選手に抜擢された渡辺さらさだが、素の自分をどう演じるかに戸惑ってしまう。そんなさらさに圧をかける野島聖先輩の三白眼(ウルトラQのペギラの目)が怖い。大運動会後に熱を出してしまった奈良田愛の脱力感がいい感じを出していた。スピンオフで10年前の里美星が描かれていたが、実力だけではどうにもならないことで転機を迫られるのもつらいなぁと思ってしまう。こうして1人1人に焦点を当てながら、物語を包めていくところに好感が持てた。

2021/08/04

[よっち]

100周年運動会もなかなか興味深かったですが、スピンオフに破壊力があるのは相変わらずというか。先生とトップの星さんにはこんなエピソードがあったんですね…としみじみとしてしまいました。

2018/09/18

[瀧ながれ]

大運動会といいスピンオフといい、里美星さまがとても魅力的な巻でした。いや、あのお方はコマの隅でそっぽ向いてても麗しいのでございますが。薔薇の花束を持って足から登場するなり壁ドンてのは、無敵ですね、さすがだ。大運動会のフィナーレには、こちらまで胸が熱くなりました。スピンオフは、のちの里美星さまである矢部靖子嬢の泣き声に、やるせない気持ちになり、ルミナス神戸での歌と短くなった髪に涙腺が崩壊しました。…それとは別なんですが、職場ですがすがしくカミングアウト済みの奈良田太一せんせいに、ちょっと驚きと感動を…。

2017/07/06

[本木英朗]

紅華歌劇団の100周年運動会・開幕！　憧れの大先輩・トップスター様たちと同じステージ♡　リレーのピンチヒッターに選ばれたさらさは、大舞台で求められる自分の役割に悩んで……という4巻である。この巻では、本科生の野島聖や中山リサが出てくるが、さらに言えば里見星という、今の男性役トップスターも出てくるのだよ。まあ、あとは読んでみてね！　……ではでは、また5巻でお会いしましょう。

2022/01/26

[星落秋風五丈原]

雑誌掲載中に読了。運動会エピソードがメイン。学内イベントで「自分が見られる事を意識する」さらさ。

2018/08/06