内容説明
鬼九郎とその仲間たちを様々な怪異が襲う。幡随院長兵衛が巧妙に仕掛けられた罠に落ち、殺しの濡れ衣を着せられる「長兵衛獄門首」、高尾太夫を悩ませる鼠に顔を食い荒らされた遊女の亡霊譚「怪談高尾」、九郎に刺客が迫り、ついにその出生の秘密が明かされる「九郎非常剣」など、血わき肉おどる五篇。絶好調のシリーズ第3弾!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Mc6ρ助
12
後水尾上皇!、夭折した隆慶一郎の絶筆(の一つ)「花と火の帝」の後水尾天皇・・・、おまけにこれはかの隆慶一郎バリの伝奇小説!?っと、爺さまは読み終わっても興奮が覚めやらない。次巻、最終巻の予約待ちがもどかしい(そこまで言うなら買えと言われると言葉もないが、消費経済から脱落した者の、図書館宣言は最後の心の支え、よりどころ)。2021/12/24
KAZY
0
長兵衛、徳兵衛、高尾、十兵衛、九郎と5人それぞれがメインとなる5篇を収録。九郎の出自も明かされる。最終話鬼九郎孤月剣は既読だがもう一度読み返そう。2017/10/15
つめ
0
中途半端なところから読んじゃった。多分、ここまでが一番面白いんだろうな。次巻で完結っぽいけど私にとっては嫌な話になってそう、高橋克彦氏の今までの感じからして笑2019/06/03