内容説明
根来傀儡衆の頭領・左甚五郎がまたも動き出した。狙いは御家騒動が収束したばかりの会津藩。舫九郎は幡随院長兵衛、高尾太夫らと会津に乗り込むが、そこには売り出し中の軍学者・由井正雪や柳生十兵衛、天海大僧正までが集結していた。いずれが敵か味方か!? 激闘の果てに明かされる真実とは……。家光の治世を背景に、壮大なスケールで展開する時代活劇!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Mc6ρ助
13
『「あいにくと心意気で通る世の中じゃねえ。筋を通そうとすりゃあするほど弾き出される。てめえ勝手な野郎ばかりが大手を振って歩いていやがる当世だ。本物の野郎なら逆にこの世を引っくり返してやりたくもなろうさ」(p240)』いつの世の中も心意気だけで通るものではないんだろうけど、お話は快刀乱麻でチャンバラ大好き爺さま向きの娯楽作・・。2021/12/22
紅羽
5
シリーズ二作目。今回は会津藩の会津騒動が絡むチャンバラ劇。謎めいたイケメン剣士、九郎はカッコ良いし、その行動も芯が通っていて小気味良い。その裏で糸引く歴史の闇に潜む人物が今後どう出て来るのか気になるところ。2023/08/10
へいがぁ
5
シリーズ第2弾。今回もオールスターでした。2017/06/19
KAZY
0
単行本で既読のはずなんだけど忘れてた。高橋克彦の文体と時代ものシリーズがよく合ってる。次巻も再読したい。2017/08/20
ちなシケ
0
⭐️⭐️⭐️2018/05/22