内容説明
昭和18年は太平洋戦争の折り返し点というだけでなく、日本の行く末を大きく左右する出来事が続けて起こった1年であった。山本五十六連合艦隊司令長官の戦死、アッツ島での玉砕など、快進撃を続けた日本軍は、マリアナ、ニューギニア、インパールと苦境に立たされていった。敵の攻撃はついに日本本土にまで及び、米英の連合国が日本に突きつけた終戦の条件とは……。苦境にあって日本兵たちは何を考えていたのか。半藤一利氏の解説は各地で繰り広げられた戦闘の意味を問う!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ひかりパパ
10
食糧などの兵站を軽視した結果、多くの日本の兵士は餓死や病死を強いられた。今月のNHKスペシャルでインパール作戦を取り上げていたが、このシリーズを読んでいるのでインパール作戦の失敗が良く分かった。日本から遠く離れた南方で飢え死にした兵士たちの無念を思う。2017/08/06
ごいんきょ
6
シリーズ3巻目です。 島々では日本軍が玉砕し、ニューギニアやインパールでは悲惨な撤退戦。マリアナが陥落し、レイテで海軍は全滅。 遂にサイパンからB29が飛び立ち日本本土は爆撃県内になります。 私の疎かった陸軍の戦い、よく理解できました。2017/10/03
サイエン
1
多分、小学校の図書室で読んだ本。いろいろ表現は今に適さないのだろうけど、最近の少年たちはこの手の本は読まないのかな。2017/07/19
竹
0
泥沼にはまっていく昭和18年を描いている。この時に敗戦を決断していれば、と思うが、やはり無条件降伏は受け入れられなかったのだろう。今の感覚からすると、連合国側にも大いに罪があると言える。 改めて、悲劇続きで、平和な暮らしがいかに尊いものか、を知らされる。やはり戦争はしてはいけない。2017/11/10
たくぞう
0
この本の美点のひとつは、敵味方の別なく、軍人に対する敬意が感じられること。ただし、やっぱり牟田口廉也さんは、それなりの扱いなんだよなあ。仕方ないんだけと。ご遺族の方もいらっしゃるのに。2017/09/03
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