内容説明
異世界暮らし3年めの佐山貴大（さやま・たかひろ）は、何でも屋《フリーライフ》のぐーたら店主。
毎日をのんびり楽しく過ごしたい貴大だったが……その正体は、神すら倒せる世界最強レベルの実力者だった!?
怠け者だけど困っている人をほっとけない貴大は、悪い権力者を懲らしめたり、伝説級のモンスターから街を救ったりと、今日もうっかり大活躍。
本当は目立ちたくないのに、街の人々から次々と興味を持たれてしまい、貴大のまわりには個性的な女の子たちが集まってきて――!?
大幅加筆＆新章追加でほっこり度120％！ 異世界スローライフの金字塔が装いを新たに文庫化!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
スズ
40
異世界に召喚されたレベルがカンストしている暗殺者職の佐山貴広は、怠惰でいつもダラダラしているダメ人間。そんな彼が、メイドのユミエルに脅されながら何でも屋として、王立学院の講師をする事になったり、ギルドの魔物討伐クエストに駆り出されたりするまったりライフを描いた物語。最強クラスの冒険者なのに、目立つと仕事が増えて面倒臭いという理由でダラダラしているものの、困っている人を前にすると持ち前のスキルを駆使して手助けをしてしまう貴広が良く、そんな彼の人の良さが彼の周りにいる少女達を惹き付けているのが魅力的でした。2017/11/11
nob
15
Web版未読。主人公佐山は何でも屋『フリーライフ』の店主。悠々自適な生活を目指してのんびり仕事をこなしていく…。異世界転移モノなんだけど、異世界に行くシーンは「なろうの定番」ということで割愛。ここまでくると清々しい。あとがきに物語の中盤だけを濃縮して書いたという趣旨のことが書いてあるけど、作者はこのシリーズのオチをどうするつもりだろう。かなり気になる。内容も良かったので、続きも読みたい。あと、かにビーム先生の挿絵がとても良い。友人に教えて貰ったんだけど、かにビーム先生=ぺこ先生なんだね。気付けなかった。2019/01/27
りざーどん
14
表紙のメイドエルフさんにひかれて読んでみました。緩い感じが気負わずにさっくり読める作品でしたね。 ヒロイン紹介で1巻が終わった感じがあり、この作品にしかない個性みたいなのは一巻では感じれなかったですが、重たい感じも無く気軽に楽しむ分には良き！2025/03/27
まるぼろ
14
VRゲーム｢Another World Online｣そっくりの異世界に飛ばされて3年、何でも屋｢フリーライフ｣を構え店主をしている佐山貴大は悠々自適な生活を贈りたいと常々思っているが…と言うお話。肩肘張らずにほっこりとしたお話が楽しめました。悠々自適とは程遠い、と言うか貴大とユミエルのやり取りがご主人様の立場が逆転している様に思えましたが…ｗ 二言目には怠けたいと言いながらも、その割にはきっちりと仕事をこなしたり人助けをする貴大の姿は好感が持てました。それなりに長いシリーズみたいなので次巻も楽しみです。2017/08/25
蛇の婿
11
よくある転移物です。主人公はぐうたらだけれど基本的に善人なので読んでいて好感が持てます…一つ気になったのは冒頭にわざわざ書いてある『税金が高い』という設定で、そこそこ働いてそこそこの生活をしたい主人公のポリシーと矛盾するんですよね。この主人公が王都にいる理由が無い…これは突っ込んだらいけない部分なのか後々説明されるのかww 肩の力を抜いて何も考えずに読むのが吉なのは間違いない所です。楽しく読了。2020/03/29
