講談社文庫<br> ナースコール

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講談社文庫
ナースコール

  • 著者名:宮子あずさ【著】
  • 価格 ¥660(本体¥600)
  • 講談社(2020/04発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784062768252

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内容説明

だからナースはやめられない! 内科病棟から、精神科へ異動。戸惑いながら、それでも変わらぬ、看護師という仕事の本質と魅力を描いたエッセイ集――看護師の仕事は魅力的!? 「○○さん、頑張ってね」と患者さんを励ますうちに、不思議なことに自分までが元気になってくる。ときに、やりきれなさや限界を感じつつも、「“辞めたい辞めたい”も“仕事が好き”のうち」と続けてこられた理由を、病院内の人間ドラマや身近な出来事でつづった、看護師の本音エッセイ。

●明るく「うんこ」と言えるたくましさ
●優しさにも限界があるのです
●雑談も芸のうち
●励ますうちに自分も元気に
●患者さんは看護師の“師匠”
●内科から神経科(精神科)への勤務交代
●慣れることのない“死”
●意識の明確なうちに最期の言葉を
●看護師は病院辞めても看護師だ! ほか

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Tomohiko Sato

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筆者が看護師勤務をしながらの様々なエピソードをあつめた本。90年代に主に雑誌で連載された記事をまとめたとのこと。感受性豊かで文章を書きなれている筆者だからこその温かみを感じた。30歳前後でこのような物書きができることに驚きながら、ずいぶんと濃い体験を日々の仕事でしているのだろうと思ったり。20年ほど前の内容を見ていても医療を取り巻く問題の根本は変わっていないような気がした。2016/11/07

青菜結

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看護師として働きながら、通信大学に通ったり文筆業に勤しむ宮子先生によるエッセイ集。1997年刊行の本書であるが、本書で言及されている医療現場における問題や、現場ではたらく看護師の悩みにおいて、現在でも同様の事例が多数発生していたり、根本的解決がなされていない問題があることを照らし合わせると、医療における様々な❝本質❞というものは、時代を経ても普遍的なものであると改めて学んだ。2019/01/28

カラス

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看護師について知りたくて手に取った本。初めて知ることばかりで面白かったし、現場の生の声を知ることができるのも良かった。のびのびとしたエッセイで、著者の明るい人柄が出ているのも良い。たとえ生々しくてシリアスな話題でさえも、日常の一コマとしてサバサバと語るのが看護師流ということか。ただ、著者が意識高い系のリア充なので、読んでいてちょっとつらい部分もあった。なんか書き手の意識がキレイ過ぎるというか、もう少し闇を見たかった。2018/10/14

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