内容説明
自分を苦労して育ててくれた姉への恩返しのため、がむしゃらに働き、身体を壊した一蕗。そこに「稲荷荘」から求人葉書が届く。興味本位で赴いた一蕗がここで見たのは、廃業寸前のおんぼろ旅館。しかも従業員は白狐と猫又……そう、ここは妖怪が運営するお宿だった。茫然とするうち、一蕗は偶然、宿泊客(妖怪)の悩み相談を受けることになって? 電撃大賞《銀賞》受賞者・さとみ桜の新作登場!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
はつばあば
48
「帝都モノノ怪ガタリ」を書かれた「さとみ桜」さんが気になって購入。う~ん「帝都モノノ怪ガタリ」の方が断然良かった!。現代人の悩みとかモノノケの悩みとか・・身体を動かしながら同僚たちの力を借りて問題解決に力を借りることができるって・・有り難いことかもね。コロナのせいか段々時代が近代社会から逆行しているように思える。その前に予兆として妖モノの本が増えたことだろう。過去の映画の世界じゃないがゾンビなども巷に溢れるかも・・。2021/01/25
ゆきちん
46
がむしゃらに働き同僚ともうまくいかなくなって鬱で休職していた一蕗。休職期間が終わる。上手く職場に戻れるのだろうかと悩んでいた時、祖母が働いていた旅館稲荷荘から求人ハガキが届く。とりあえず見てから、と思って行ってみたらものすごいど田舎でものすごい汚さ、そして実は妖怪たちの宿だった。…無理矢理働かされて妖怪と話すうちに彼らの悩みを知り、自らもスッキリして行くお話。妖怪たちのキャラがよくて可愛いやら面白いやら。軽く息抜きにいいです。2018/07/06
よっしー
18
さくっと読めた一冊でした。タイトルが気になって手に取ったのですが…自分自身に疲れた時に、人とは少し違う感性を持つ妖怪達と日々を送ることで感じる物は大きいなと感じました。ただ、最初のお宿は足を踏み入れたくはないのですが…。ただ、一蕗の頑張りでかなり改善されたので、この先のお宿運営が楽しみです。高嶺さんも良い味を出して増すね。続編、楽しみです。2022/03/24
深青
17
お宿を立て直す流れではあるけど、自分の心の傷も癒していく...そんなお話。お宿が綺麗になっていく毎に主人公にも力が戻ってきている様に感じました。優しい話だった様に思います。今後、どんなお宿になっていくんだろうな。2017/09/04
あゆみ
14
★★★★★ タイトルと著者に惹かれて購入。表紙も好み。かわいい妖怪が登場するお話は大好き!特に狸のポコがかわいい!2017/07/09
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